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アニメ「進撃の巨人」

遂に完結。
第一話で「2000年後の君へ」って題を付けて、最後の最後でその伏線を回収するという。
漫画を描き始める前からストーリーってあらかたできてたのかなと思うけど、いやこんなに壮大な設定、始めから想定してたとは信じられない。

漫画の中で驚いたのは、調査兵団としての任務?が始まった当初くらいに、壁の上でライナーとベルトルトが自分たちの出自の話をしていたところをエレンに聞かれたシーン。
あまりにもナチュラルに、ほんっとに他愛もない世間話のように描かれていて、数ページ進んだ時に「え!?え!?!?」となった。笑
あんな風に、物語の展開が大きく変わるようなシーンをナチュラルに描いてた点に驚いた。(自分が作者なら、もっとドヤ!!って感じで大きく取り上げたいところ笑)でも物語が完結した今から思えば、確かに「もうそんな前提序盤の序盤すぎて、面白いのはもっとここからなんです」感はすごいよく分かった。

最終話でヒストリアが語っていた、「戦いをやめるために戦う」的な言葉。地ならしから3年後、パラディ島のイェーガー派が外界からの復讐を懸念して武力を強めているという背景から出てきた言葉。
本当にそうだ、「世界がもっと平和になればよいのに」と願っているような時が一番平和なのだと思わされたシーンだった。争いが無くなることなんて無いから。


こんなに長い物語を、最強な作画と音楽と構成でアニメ化してくださった方々に敬意を表したい。
そして、諫山創さんが生きた時代に生きれてよかった。
本当に、自分ごとのように世界に誇りたい作品。

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