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リスタート

noteから一年ほど離れていた。

この一年、脳の疲労が蓄積されて

書きかけの下書きだけが溜まっていく始末。

新卒含めた新人教育が思うようにいかず

抱えきれなくなったものを手放すと、少しずつ熱は奪われていった。

時代が違うから

そういう世代

そんな言葉で片づけられるのだろうか。


研修でよく問われる

教育は性善説と性悪説、どちらで行うべきか

私はこう答えた

そんなのはどちらでもいい

ただその人の成長を信じるかどうかだ と。

世代どうこういうのなら

私はスラムダンク世代である。

諦めたらそこで終わりですよ。

その人の限界を決めるのはその人自身。

育てる方が伸びしろを決めてはいけない。


あろうことか一年かけて、私が限界を迎えた。


諦めないということの難しさ

続けるということの厳しさ

手放すときの虚しさ


私は学生時代に何を学んできたのだろう。



それは突如視界に飛び込んできた。

荒井由実の「やさしさに包まれたなら」が

脳内再生される。


読み聞かせをライフワークとしているため

絵本には敏感だ。

森の精霊だろうか

表情豊かで、身の周りにいる誰かに似ているようで


作者の名前を見てハッとした。

アナグラムというと大げさだが

解けてしまった。


作者はよく知る同級生であった。


デザインや絵の仕事をしていることは

風の噂で知っていたが

こうして作品を手に取ると感慨深い。


彼は自分を諦めなかったんだな。


私は何度 自分を諦めただろう。


夢を叶えるのは難しい

夢を抱きしめ続けることは容易くないからだ


努力が必ずしも報われるとは限らない

それでも手を離したら

夢の方から自分を迎えに来るなんて事はない。


時に チャンスは一度きりなのである。


だがこの絵本が私を連れ戻しに来てくれた。

今の私にとって とても腑に落ちる話だった。

目にうつる全てのことはメッセージ。


もう一度向き合う。

今日が私のベリーグッドの日。

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