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断捨離したら見えた景色
こんにちは。
年末も押し詰まってきましたね。
今週末はもうクリスマス!
とくに何か予定があるわけではないのですが、
わけのわからない焦りと、わくわくする気持ちが同居する年末がけっこう好きです。
大掃除はやりません。
年末、みなさんのご家庭では大掃除しますか?
うちでは大掃除という大がかりな掃除は何年も前からしなくなってしまいました。
大晦日まで仕事があって体力温存したいという理由と、
毎日のちょこちょこ掃除と、月いちの捨て活でなんとか家のきれいを保てているという理由から、ただでさえ忙しい年末に掃除しなくても良いかな?と思うようになりました。
夫婦ふたりではそんなに汚れないというのもありますが。
とは言え、それぞれの家庭のイベントになっていたり、家族が揃いやすい年末に大掃除は良いコミュニケーションになりますよね。
チャンス到来。
部屋やキッチン、浴室や窓ふき掃除のほかに不用品の処分も大掃除の一つだと思うのですが、もしかしたらこれが一番大変でめんどうな作業かもしれません。
不要なものを手放して必要なものを厳選して手元に残す断捨離。
やってみたいと思いつつもなかなか行動に移せなくてもやもやしていた時に、いまの家への引っ越しが決まりました。
これはチャンス到来!
実家の家財整理が大変というのは良く聞く話ですよね。
まだ体力のある今、将来遺される家族のためにもここは思い切って
今使ってるものだけを残す、断捨離を決行することにしました。
いざ始めてみると、そんなに広いとは言えない家のいろんな場所から忘れ去られた一度も使っていないものが出てきます(汗)
それをこの先使うかどうか、古くなったものを新調するかこのまま使うか、
捨てるとしてごみの処分方法はどうするか、読まなくなった本や着ない服をフリマアプリに出品するか資源ゴミにするか、などなど…。
考えることや手順が多くて終わりが見えない作業に何度も心が折れかけました。
引っ越しのタイムリミットが無かったら、見ないふりをしてそっ閉じしてしまったかもしれません。
ですが毎日すこしづつ物が整理されてきて空間が生まれてくると、がぜんやる気がでてきたんです。
変な例えだと思われるかもしれませんが、ごみ収集日に大量のごみ袋を運び出すたびに、家が軽くなっていく感じがします。
両手に持ったごみ袋の重みを手放すたびに、心も軽くなっていきました。
気づかなかったけれど、しまい込んで忘れていたと思っていた物たちの事を、実はいつも意識していたのかもしれません。
物たちの無言の圧から解放される心地よさを感じられるようになってからは、要る要らないを決める速度も上がっていきました。
不要なものは家の外へ、これからも使う物だけを引っ越し荷物に詰める。
この作業を淡々と進めながら、あんなに選択肢に振り回されていたのが噓みたいに迷いがなくなっていって、
選択や決定が連続のめんどうな手順が多い引っ越しというミッションを、
さいごまで楽しみながら乗り越えることができました。
手放したら手に入ったもの、変わったこと。
物への執着を手放したことで家が整理されただけでなく、頭と心まで整理された気がします。
新しい家では必要な物、大切な物、お気に入りの物だけが目に映って心地よいです。
ただ物を捨てるだけではない断捨離って、ほんとうに奥深いと感じました。
家を片づける。
自分に今必要なものだけに囲まれる。
それによって意識まで変わる。
そんな大げさな効果あるの?
始める前、ちょっと疑いながらもそんな効果があるならやってみたい!
そうも思ってました。
具体的に変わったことは、
面倒くさがりな私が引っ越してからはほぼひと月に一度、捨て活と称して物の整理をするようになったこと。
たくさんの物を手放す時、かなり罪悪感を感じてしまった経験から、
物を迎え入れるのに慎重になったことです。
いまのところまだリバウンドはしていません。
断捨離の方法がこれであっているかはさておき、
物が多かっただけに大がかりで大変な作業でしたが、
そのかいがあって、手放してみたら好きな景色に囲まれた心地よい暮らしが手に入りました。
捨てていく作業はかならずしも良い事ばかりではなく、痛みもつらさも伴いましたが、あらためて自分を見つめなおす良い機会を得られました。
なのでわたしにとってはこれが正解だったんだと思います。
さいごに。
方法はひとそれぞれだと思います。
もしお部屋を見渡して、目に入ると気持ちがもやもやしてしまう場所があったとしたら、
大掃除をきっかけに少しづつ断捨離して、心地よい景色のなかで新年を迎えるのも素敵ですね。
ぜひ理想のお部屋でくつろいでいる自分の姿をイメージしながら。
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