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歳なんか関係ないんだよね。


手に届かないものが心をくすぐる。現実の中にある非現実だけど、過去に体験した事実に触れそうで触れない。ゾワゾワする感覚。現実なのか非現実なのか、境目が曖昧になってくる。創作物が鑑賞者を取り込む瞬間。

日本語を教えていると、アニメが好きだという学習者が多い。特に中高生。レッスンを通して、ストーリーやキャラクターの性格など教えてくれる。どちらかと言えば好きだったし、その辺のアニメはアマプラにもあるし、見てみるかと思ったのがきっかけ。今はどっぷり沼から抜け出せなくなってしまった。Kindle大人買いの次は、原画展を見に行く目論見。まぁ、抽選で当たればの話だけど。

海外では、アニメやマンガは子供のもので、大人は見ないし読まないとかつては言われていた。今はどうかな。日本人は幼少期からアニメにもマンガにも幅広く触れる機会がある。学校に上がれば、日本史・世界史・物理学・伝記など、マンガなくしては学ぶのが難しいと思う。ハマりたいのなら、年齢なんか気にせずガンガンハマっていけばいいのだと思う。好きなものは好きなのだ。

人生の第一分岐点でファッション業界を志していた身としては、やっぱりタカちゃんの行く末が気になる。シングルマザーのもと、幼い妹二人の子育てをやってのけ、ドラケンにはヤンキーに向いていないと言われたにもかかわらず、家族思いのヤンキーになると断言したタカちゃん。弍番隊隊長として後輩や仲間への配慮の素晴らしさ、心の広さでつながりを大切にする様。弟分の八戒からの異常な愛情を受けとめつつ才能溢れるデザイナーへの成長。今後の展開でどうなるのかはわからないけど、是非ともタカちゃんのスピンオフが読みたい。タカちゃんへの愛は留まるところを知らない。私の心はくすぐられっぱなしなのだ。


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