それには私も勝てなかったよ

つい さっきの話。
私は もそもそと、大好物の梅ジャムせんべいを食べていた。
ふと視界をよぎる、黒い 何か。

このあいだ、まんまとGを倒して イキがっていた私。
無理ムリむりむりむりむりぃぃぃ～～～～！！！！
足いっぱい生えてるやつ！！にょろにょろするやつ～！！！

「ファ―――――！」 と叫んで まず来たのが おかん（母）。
ターゲットは私の部屋と廊下の間に いたのですが、おかんが廊下側からスプレーを噴射してくる。それ、こっち（部屋）に入ってくるやん！！！（怒）

Gと違って、スプレーで動きは止まらない。ヤツの動向を おかんに見張らせ、耳の悪い おとん（父）を部屋まで呼びに行って 身振り手振りで招集。ターゲットを確認した おとんは、そのままヤツに向かっていく。
「いや、ちょ、素手は危ないから！」 慌てる私の声は おとんに届かない。
「何か おとんに武器を！」 台所に走る おかん。→なぜか お箸持ってきた。

おとんは こちらを振り向きもせずに、踏んだ。ヤツを。スリッパで。

あまりにも あっけない幕引きに、おかんと爆笑した。
いや、でもそこ 私の部屋だから。そこでプチってｗ プチってｗｗｗ
サッとティッシュでくるんで、何事もなかったかのように自室に戻る ヒーローな おとん。

ヒーヒー笑いながら、スプレーまみれになった床を拭いた。
そして、『やっぱり ひとりで生きるとか無理だわ。』 と しみじみ思った。