さくらももこさんに捧げる勝利
ちびまる子ちゃんのまち「清水」に生まれ育ちました。だからちびまる子ちゃんには特別な思い入れがあります。
いとこはさくらももこさんが学生さんだった時代に家庭教師をしてもらっていましたし、ちびまるこちゃんに出てくるモデルとなった登場人物は清水で暮らし続けており、中にはカミングアウトしてラジオ出演した人も。アニメに出てくる季節ごとのお祭りは今も開催されています。日曜日のアニメに、清水の人々は自身の小学生時代をよりリアルに重ね合わせています。
清水駅にはさくらももこさんのイラスト。エスパルスドリームプラザという商業複合施設にはちびまる子ちゃんランド。静岡市役所の人々の名刺にはさくらももこさんがオリジナルイラストを描き下ろし、さくらさんの提案によりまるちゃんの静岡音頭の作詞もされています。地元のサッカークラブ清水エスパルスが25周年となればメッセージを送ってくれるし、エスパルスではユニフォームを着たまるちゃんのマスコットが販売されています。地元のフェスにもさくらさんが関わっているバンドが参戦。ローカル線ではまるちゃんのラッピング電車が走り、駅と駅の間があまりないのに、のんびりと話すまるちゃんが車内アナウンスだから、新静岡から新清水まで約30分近くずっとまるちゃんが喋り続けていたりします。まるちゃんと富士山のマンホールがさくらさんから寄贈されています。まるちゃんの学区にある栗田せんべいにはまるちゃんの焼き印も。あげればキリがないほど本当に惜しみなく地元の地域振興のためならとあらゆることを快諾してくださっていました。郷土の誇りであり、すばらしい存在でありながら、常にまるちゃんがそのまま大きくなったような緩やかで優しい寄り添い方で清水という街を、そして人を愛し続けてくれているのを感じていました。
さくらももこさんの訃報に触れ、今清水の人々は悲しみに包まれています。これからもずっとずっとちびまる子ちゃんとさくらさんと共に思い出を刻んでいくものだと思っていたから…。
今夜エスパルスは台風で延期になったマリノス戦を日産スタジアムで戦いました。ベンチにはまるちゃんのマスコットと25周年のイラスト。そして選手スタッフは喪章をつけて戦いました。アウェイでしたが、試合を主催するマリノスの気遣いによりスタジアム内には踊るポンポコリンが何度も流れていました。
ごくごく近しい人にしか闘病を知らせず、そっと天国へ旅立ったさくらさんのご冥福を心からお祈りします。
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