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片づけ後あるある。感覚が研ぎ澄まされ、SOSも受信。見えないものも見えてくる?!

タイトルはちょっと怖いですね。この季節だし...笑。

でも、オバケとかの話しではないのでご安心ください笑。

こんまり流での片づけにはステップがあることは何度も書かせていただいていますが、あらためておさらいすると、①衣類→②本類→③書類→④小物類→⑤思い出品の順となります。

この順番は片づけの難易度によるもので、衣類はこんまり流片づけではビギナー向けのカテゴリといったところでしょうか。
そこから徐々に難易度を上げながらときめくモノを選んでいくと、比較的難しいと言われている「思い出品」の片づけに着手する頃にはしっかりとときめくモノのみ残していける「ときめき感度」というものが上がっているため効率よく片づけができるようになっているわけです。

私自身、何ヶ月もかけて全部のカテゴリをメソッドに沿って順番に片づけ、最後の思い出品をクリアした時に思いきりそれを実感しました。

実際片づけ祭り後のメンテナンスとして「ちょっともたついてきたな」と感じた衣類をもう一度見直した時には、一番最初に片づけをした時に手放せなかったモノがスムーズに手放せるようになっていました。一度上がった「ときめき感度」はそのままの状態でキープされていたためです。この感覚、自分でもちょっとした驚きでした。

そして磨かれた感性となって定着し、お片づけの副産物として様々な側面で私の役に立ってくれています。

ただしその感性、時に鋭く働いてしまうこともあり、そんな時は「もしかして私ってHSPだったの?」と感じるくらい(苦笑)。

それはさておき笑、かつてのお人好しの私は人を疑うことがあまりなく、また誰かが自分に向けて発していたSOSのサインなどにも鈍感で見逃してばかりでした。後になって事の全容がわかった時点で「なぜあの時助けてあげられなかったんだろう」と後悔することも多々あったのです。

でも今はその「副産物」のおかげで違う自分がいる。これは大きい。

人の思惑、あるいは助けてほしいという内側からの声、今までだったらきっと見逃していたであろうことが見えてくるようになりました。

”こんまり流”での片づけにおいては、目の前にあるモノに「ときめく」のか「ときめかない」のかと何度も自問自答しながら、いやというくらい自分と向き合う作業を繰り返すわけですから、途中で自分の嫌いな部分から目を背けるわけにもいかず、最終的には全てを受け入れ「自分を信じる力」が養われます。そのためしっかりとした「自分基準」が構築され、自分の人生を変えていく軸になるのです。この片づけのメソッドにはそういったコンセプトであるわけで、まさしくそれが反映されている感じです。

少し話しは戻りますが、なぜかつての私が超がつくくらいのお人好しだったのかというと、それは「人から嫌われたくないから」という最大の理由があったからです。すぐに人を信じ迎合することも出来たため、自分の考えをまるでアメーバのように変形させることで安心を得ていたんですよね。

恥ずかしいなぁ、自分を語るのって笑。

でも今は自分の内側から外の世界を見る時には必ずその「自分基準」を通すため、一旦ここで「ときめく」か「ときめかないか」を見極め、片づけの時にしたように判断がどうしてもつかない時には「グレーゾーン」にその事象を一旦置いておき、もう一回見極めとなった際、例えば人間関係などではちょっとした相手の表情、ほんの一言、一瞬だけ見せた態度などが判断材料として自分の中で引っかかってくるようになり、例えば誰に嫌われようが「やっぱり自分はこうするべきだ」と思えばそうする、といったことが出来るようになりました。

ただし、まだまだ長年培ってきたものを払拭するまでには至りませんが、人生の途中でこれを得る機会があったのは宝物だと思っています。おそらくコロナがなければここまでこんまり流を勉強しようとも思わなかったので、この日々はマイナスだけではないと感じています。

また、片づけられない人の気持ちもより深く理解できるようになりました。片づけられない人には色々なタイプがあり、例えばかつての私の場合ですと、片づけは本来大好きで得意だったはずなのに、ストレスや現実逃避でモノが増えていったタイプなので、いざ決めれば割と淡々と片づけをしていくことは可能なんですね。これが①とすると、「モノが手放せない」呪い?のようなものに縛られている人が②のタイプ。
それはどんな人かというと、溜まりに溜まって収集がつかなくなったモノに囲まれているのを知りつつも、手放す事に大きな罪悪感があるために、自分の生活場所や仕事場でもデスク周りなどがモノで溢れ、それに脅かされながらも生きている。時々なんとかしなくちゃ、なんとかしたいと思っているのに捨てられないからどうにもならずに苦しんでいる、そんなタイプです。

元汚部屋出身のコンサルタントさんはたくさんいらっしゃいますが、その方々はおそらく私と同じような①のタイプなんじゃないかな。

そして私たちコンサルタントは②のタイプの人のためにいる。

そんなふうに思うようになりました。

そして②のタイプは「こんなにモノがあって恥ずかしい」と実は内心思い詰めていたりもします。自分ではどうにもならないから片づけコンサルタントに来てほしいのに、自分が悪いことをしている気になっているため、私たちに依頼をかけることすら恥ずかしいと感じています。
そのため「少し片づけてから来てもらおう」と思うものの、方法がわからないから結局着手できない。そしてまたモノが増え続ける...というサイクルから抜け出せないでいます。

まだカウンセリングの段階ではありますが、最近関わらせていただいたお客様はそうでした(ご本人にはnoteに関連記事で示唆させていただく事は承諾済みです)。

どうか恥ずかしがらないでほしいのです。片づけられないことは恥ずかしいことではありません。なぜなら少なくとも私が知っているモノが捨てられないタイプの人は、上記に書かせていただいた方以外でも本当に心底優しい方が多い。
「まだ使えるのに捨てたら可哀想」など捨てられる側の気持ちに強く反応してしままうからなんです。ただし実はこれが一種の「呪い」にもなっているんですね。

だからその方々と関わってその気持ちから解放してあげたい。なぜならモノへの気持ち、考え方が確実に変わっていくからです。

もし可哀想だから、無闇に捨てちゃいけないからと残されるモノたちが自分だったらどうでしょうか?憐れみで残され、またいつか使うねと口約束だけで残され、その順番は永遠に回ってこない。待って待って待ち続けているうちにカビに侵食され、そんな自分を鏡で見たらどんなに惨めな気持ちになるだろうかと。

それよりも「使う使うと思って長年いてもらったけれど、結局使わなかったのは自分に合っていなかったものを買ったからだった。もう次はこんな買い方はしない。そんな学びをくれたのはアナタだよ、長い間ありがとうね」と感謝されて手放してもらえたらどうだろうか。カビが生えてもその場所に居続けなければいけなかったことから解放される日が来たのです。しかも「これー要らなかった、バイバーイ」ではなく「この学びをもらえるためにアナタが今まで必要だった」と感謝の言葉まで言われて。

これはこんまり流での考え方の一例ですが、なんて優しいのでしょう。

実は今週末、②のタイプのお客様の元へと行ってきます。事前にお願いしたのは「どうか取り繕わないでいてください」ということ。ありのままでいてほしいのです。私がフォーカスしたいのは彼女が片づけられないことや、彼女の家にどんなモノがあるかとかそんな事ではなく、彼女が苦しんでいること、そして片づけようと一念発起して私を呼んでくれたことです。彼女の気持ちにエールを送りたいし、まだコンサルタントとしては駆け出しの私を頼りにしてくださったのもありがたく、感謝の気ちでいっぱいです。私のほうこそ呼んでくれたことに対して恩返しのつもりで精一杯力になれるよう頑張りたいです。

話は変わりますが、お片づけとは関係なく、とある事で最近私にSOSを発信してくれた人も最近いました。おそらく以前の私ならそのサインは受信できていなかったはず。「困っている人を助けたい」というのが自分のコンセプトでもあるので、そういうことに関して受信ができるアンテナが伸びたというのは、今後の人生でもきっと役立っていくはずだと思っています。また今まで信じていたものが自分の思い込みだったことにも気づいたり、やっていることは単なる「片づけ」なのに、されど「片づけ」です。ものすごいポテンシャルがある行動だったんですね。

コンサルタントになってからというもの、自分のペルソナは誰?とかSNSでの集客法、フォロワーの増やし方など勉強して色々やらなきゃ!と、目の前にある課題にばかり捉われていましたが、少しだけそこから距離を置き、自分に余裕を持たせて本当に困っている人の元で本来の力が発揮できるよう、自分のときめくペースも壊さないように気をつけていきたいです。

※画像は先日いった浅草神社です。本文とは関係ありませんが、神社はご神体が鏡である場合が多く、鏡=自分を見つめ直すもの、と捉えて考えることができるので定期的にお参りしています。

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