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沼商吹奏楽部の60回目の定期演奏会

今日は沼津商業高校の吹奏楽部の定期演奏会を見に沼津市民文化センターに行ってきた。

今年は60回目

私もかつては沼商吹奏楽部に所属していた。

20年以上前のことだけれども。

私が生徒の頃、ちょうど三郎さんが音大生で教えにき始めてくれたタイミングだったかな?と記憶している。

そんな三郎さんが沼商で指揮を振り続けて、私の所属していた時代にはなかった定演でのミュージカルの披露など、進化し続けているのが本当に素晴らしいと、いつも思う。

生徒たちと交換ノートのようなものをやっていたり、毎月ひとりひとりが目標を紙に書いているということも、今回の定演のパンフレットで知った。

どんな指導をしているのだろう?と数年前からとても気になっている。

楽器初心者で入ってくる部員もきっといるはずなのに、演奏会では素晴らしきクオリティーで音を響かせる。

そんな部員たちに「やらされている感」は全く無く、誰もがキラキラした瞳でステージに立っている。

演奏技術はもちろんのこと、心の部分のクオリティーの高さもひしひしと伝わってくる。

私の時代には無かったミュージカル。

その中では、ものすごい表現力で歌声を響かせる生徒、セリフも完璧な演技、踊りもキレがいいし、一体どんなことをしたらあんな風になれるのだろう。

羨ましすぎる。

日々どんなことを生徒たちに伝えて、生徒達は日々どんな心持ちで練習に励んでいるのだろう。


聞いてみたいことだらけだ。 

私が沼津経済新聞の記者をやり始めてから、沼商のことを取材させていただく機会が何度かあった。

高校生からは毎回とてもいい刺激をもらう。


定期演奏会のパンフレットは、私が所属している時からずっとこの黒いパンフレットだ。

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去年行った時、「沼商吹奏楽部を引退した卒業生の今」というページがあって、とても素敵だなあと思った。

ありがたいことに今年、そのコーナーに私も取り上げてもらえることになり、こんな風に掲載してもらった。

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当時は上下関係がとても厳しくて、辞めたいということばかり考えていた気がする。

でも、そんなことないよ、続けているといいことあるよ、と身を持って感じたので、そんなことを綴ってみたけれど、今日の演奏を見たら、余計なお世話すぎたし、辞めたいと思っている部員はいないだろうな、という気がした。

こんな素晴らしいチーム作りがどうしたらできるのか、いつか指導者である三郎さんに聞くことができたら良いなと思っている。


今年も行けて良かった。

コロナで演奏機会が減って、悔しい思いをいっぱいしたであろう生徒たち。

そんなことを微塵も感じさせない圧巻のステージ。

約3時間というボリュームだったが、あっという間で、心地よい余韻に今も包まれている。


感謝。

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