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【751/1096】抑圧しているものは顕れ、解放しているものは出てこない。

今日も朝から1日、モニターセッションにご協力いただきました。本当にありがたい。
わざわざ遠くから足を運んで受けてくださる方もいて、本当に感謝しかないです。数を重ねていくと、わかってくるもの、改善すべき点などもあり、これはたぶん、時と共に変化していくセッションプログラムなのだろうと思っています。
今日いただいたフィードバックも、そのようなことがありました。

さて。
人間、自分の内側で抑圧しているものほど、外側には雰囲気として漏れ出てきて、人前に顕れる。
けれど、自分自身で感じ切って、認めたものは、ずっとそこにあるにもかかわらず、出てこない。
ということがよくあります。

では、抑圧というのは、どういうときに起きるのか。

「あなたが感じるように感じてはいけない。私が感じるように望むことを感じなければいけない」

というメッセージを幼少期(まだ言葉を持たない頃)に親に要求されると、抑圧が生まれる。
幼少期は、親に100%依存している。そのため、その要求を撥ねつけることができないので、どんなに不当であっても従わなければならない。
その結果、

自分が感じているように感じてはいけない。
自分が感じているように感じたら、自分は拒否されて居場所がなくなる。

ということを内在化する。
ここから脱皮するには、「自分が感じているように感じていいよ」と自分に許可を出すことが必要である。
ところが、長年、自分の感じるように感じてこなかった人の感覚は、自分の感覚になっていない。
つまり、その時点で感じる感覚があてにならないということがある。
だから、その自分の感覚を育てなおしつつ、自分で感じているように感じていいをし続けるということが重要になる。

私はこの抑圧パターンにどっぷりはまっていたので、相手が感じてほしいように感じるのを無意識にすぐやる。
そうしないと見捨てられると思っているので、やるのである。これは長年の習性であるので、すぐにはやめられなかった。
自分が感じていることが「合っているか」確認したくなるのである。正解がなにか?がわからないと、感じていいができないというループに陥る。

このループから抜け出すのには、どうするか?

自分が感じていることを感じても、見捨てられないという体験をするしかない。
「見捨てないよ」と口で言われて、頭ではそうだと思っても、心では信じることができない。
心で信じられるようになるには、自分は見捨てられない人であることを体験するしかない。
だから、一緒にいる人が超重要になる。
本当に「あなたはあなたの感じるように感じていい」と体現できている人と一緒にいることで、それは実現する。

しかし、この体験するのが怖い。
怖いので、自分でそうできないように仕向ける。
つまり、相手が自分を見捨てたくなるような言動をとるのである。
これがものすごく厄介なのは、自分が自覚してそれをやっているならまだしも、無意識にそれをしてしまうことがあるので、自分でもどうしてこうなるのかが理解できないことがある。なので、その混乱した自分を紐解いて、そこに向き合う作業が必要になる。

そのとき、カウンセリングが役に立つ。
人に聴いてもらって、自分の構造を解き明かすと、少しずつ見えてくる。
これは、ほんの小さな日常の出来事みたいなことから、紐解くこともできる。なにしろ、無意識の癖なので、ずっと外には顕れている。
外側に顕れていても自分では見えないものは、外から人に観ながら手伝ってもらったほうが、誤差が少なくなる。

そして、もういらないものは手放していく。
そのとき、本来の「自分の感じていることを感じる」と自然に流れる。

心と身体セラピーは、このカウンセリングと、自分の感覚の更新を一緒にやるので、ほかのセラピーにはない変化が起きやすい。変化スピードもとても速いけれど、自分でやっているので、無理やりがんばってそうしたと言う感じにはならない。
そこが皆さん、とても面白いと感想をくれる。

解放されてああそうだったのか、と全部見切ると、抑圧はなくなる。
セッション一回で全部を見切ることはないけれども、かなり理解が進む人が多い。
自分を知ると、自分の可能性が開いていくのを実感もできる。

なんだかからまわってるなー、混乱してるなーと思うときは、ぜひ受けてみてください。
年内に50名のモニターセッション(メニューの半額で受けられます)を受付中です。あと残り25名です。

では、また。

1096日連続毎日書くことに挑戦中です。サポートしてくださるとものすごくものすごく励みになります◎ あなたにも佳いことがありますように!