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【884/1096】正しさとは
「正しい」と思ったことを突き付けると、相手も自分が「正しい」と思うことをぶつけてくる。
正しさと正しさの戦いになって、両方とも傷ついて良いことが起きない。
正しさをぶつけあうと、ものすごい大きなエネルギーが動いて周囲も巻き込む。
そして、収束が遅い。
正しさを証明しようと躍起になるので、正しさについて話すと火に油を注ぐようになるからじゃないかと思う。
正しさをぶつけあうケンカは、ほんとたちが悪い。
というのが自分の実感である。
でも、自分の中に筋の通った正しさがないと、ぐらぐらになって立っていられない。
だから、正しさなんてない方がいいとは思わない。
押し付けられる正しさはいらないが、自分で見つける正しさは必要。
押し付けられるものはいらないのだから、人にも押し付けないほうがいい。
では、自分で見つける正しさとは何かと言うと、人の正しさを見てみつけるのである。
ああ、こういうのがいいなと。
こっちなのではないかと思う、それ。
押し付けられるのはイヤだが、正しさを持っていない人というのもヤバい。
というようなことを、子どもの喧嘩を見ていて思った。
子どもの喧嘩の仲裁は、時間がかかるが、時間をかけてもじっくりやったほうがこじらせない。
そして、仲裁は必要。
特に正しさをぶつけあっているときは。
では、また。
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