見えているものが違う

わたしと相手の見えているものがあまりにも違うのに、
同じ場所にいて、同じ時間を過ごしているとき、
ものすごいすれ違いが起きている。
まるで、ぜんぜん違う場所で、違うものを見ているくらい、まったくちがう。
それなのに、同じものを見ようとしてしまう。
同じものをみることはできないのだ、とあきらめることからしか始まらないのではないか？と、ふと思った。
しかたないのだ。
わたしたちの脳は、自分が見たいようにものを認知することしかできないのだから。

わたしは、わたしが見たいようにしか見えない。
相手から見たら、このように見えているかもしれないという想像をすることはできるけれども、それをまったく同じように見ることはできない。

それを理解できないことが、ちょっとさみしくもあり、面白くもある。