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三年日記 ~まっすぐ観る~

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私は私を全力で大切にする。「たったひとりの私」への誓いを守るため、はじめた石の上にも3年計画。 ああ、恐ろしい。こわいようー。もう続かない気がする。やっぱりひっそり辞めてる気がす… もっと読む
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#感覚

【927/1096】つながりなおす

過去に身体的な不快を体験してトラウマを持っていると、身体の感覚を切って生き延びる。 身体を感じると大変なことが起きて、それを感じることはものすごい苦痛を伴うため、切り離した。 人間はそういうことができるのがすごいなと思う。 動物は切り離したら、しばらく経って危険が過ぎ去れば必ずもとに戻るのであるが、人間だけが「考える脳」を持っているので、戻らないということができるらしい。 しかし、切った感覚もそのときは切り離すのが生き延びるすべだったけれど、しばらく経って、日常が戻ってきた

【903/1096】学習したものは学習しなおせる

自分の中に安心がない、というのは安全がないというのとは違う。 安全は、国際規格など、客観的で説明できる条件が存在していて、自分の外側の基準でもある。 が、安心は、基本的には、個人の主観的な感覚である。個人の人間関係や環境に関する信頼感覚とも言える。 なので、自分の中に安心がない、というのは安心という感覚がわからない、乏しい、育っていないという感じだ。 しかし、この安心は、学習して習得することができる。 安心の感覚は、身体の内側の繊細な感覚、内受容感覚と呼ばれるものからきてい

【868/1096】時間は伸び縮みする

遅々として進まない時間をやり過ごしていたら、時計を見たらもうこんな時間?!というようなことが起きる。 それと反対に、早く時間が経ってほしいと思っているときは、時計を見てもまったく針が進んでいなくて、気が遠くなったりする。 体調を崩してから、どうも体内時計がおかしくなっている気がしていたが、体調を崩したせいではなく、この気候に身体が適応するために調整してくれているのかもしれない。 時間は伸び縮みする。 1分は、毎分同じ時間を刻んでいると思っているが、それを思っているのは頭だ

【768/1096】感情をコントロールしたいなら

カウンセリングをやっていると、「自分の感情をコントロールしたい」「感情に振り回されてしまって、、、」という相談を受ける。 怒りが人に対して「キレる」となってしまったり、 ずっと不安がつきまとってしまったり、 心配が過剰になって何も手につかなくなったり、 何をやっても「どうせ私は・・・」「私なんて・・・」と自己否定モードになって抜け出せなかったり、 人に言いたいことを言おうとすると、何も言えずに涙が出る、喉が詰まるとなってしまったり。 人によって囚われる感情はさまざまで、一

【761/1096】認めると、開く

私は自分がしゃべらないほうがいいんだなーということに気づいてからも、「いやいや、それじゃ何もできないじゃん」とか「しゃべらんで伝わるの?」と疑っていて、なかなか認めることをしなかった。 その間は、しゃべればしゃべるほど、空回りしていた。 とうとう諦めて、「しゃべらないほうがいい」ということを真正面からみた。 そしたら、ストンと落ちて、「ほんとそうだった」という感覚だけあった。 しばらくそのままでいた。 だからと言って、無理やり黙っているとか、しゃべらないようにするとかはしな

【742/1096】概念だけではなく、行動も一緒に変える

映画「月」を観た。 映画の感想は置いといて。 現実にあった事件をベースにつくられた映画で、先日観た「福田村事件」と同じ、「差別」がテーマである。 差別は、人類史上、無くなったことがなく、差別のない世界に住んだ人間はいない。 どのような人間の中にも差別は存在している。しかし、その差別という概念をどう持っているか?は個体によって異なる。 「私は差別などしない」という概念を持って差別をしている人は大勢いる。 概念のみが変わっても、行動が変わらなければ、現実は変わらない。 概念

【729/1096】自分の内側の感覚を磨く

人間は、もともと持って生まれている感覚があり、それがその人の個有の感覚。 自分本来の感覚。 誰でも持って生まれてくる。 それを、封じ込めて生きるか、解放して生きるか。 社会になじむために、自分の感覚を封じ込むというのを私たちはよくやる。 そうしないとなじめないと思って。 いろいろ周りに合わせないといけないと思って。 自分の本来の感覚と、外側の感覚はあまりにも違ったり。 本来の感覚でいると、環境が危険だったり。 封じ込める理由はさまざまで、また人によっても違う。 同じ環境や理

【723/1096】自分がどうしたいか?

2人目の産後に、あまりに切羽詰まっていて自分がかなり崩壊していた時期に、赤子をつれていろいろな場に行った。 役に立ちそうなところに片っ端から行った。 この自分をなんとかしないと、育児がかなりやばいという危機感があった。 夫に対する不満は毎日膨大にふくらんでおり、「こうしてほしい」は次から次に出てきたけど、そのときに、「あなたはどうしたいんですか?」と聞かれてものすごい怒りが出てきた。 どうしたいかわからないから困ってるんだ!という怒り。(八つ当たりというのか…) そういうと

【718/1096】自分の感覚の変化

感覚はしょっちゅう変わる。 力んでいた時は、ものすごく過敏だったが(音やニオイに敏感すぎる、アレルギー体質など)感覚は鈍らせていた。 むしろ自分は繊細で敏感過ぎてつらいと思っていたので、自分の中の感覚が鈍っていることにもまったく気づかなかった。 鈍らせていた感覚を取り戻すのに、自分の内側に静を構築するのが必須である。 呼吸・整体の根幹ワークと言われている呼吸のワークをやっていると、感覚の変化に気づけるようになった。 身体調整をすると、鈍っていた感覚が戻ってきて、おお!と感覚

【713/1096】自分で決めるには

右と左に行く分かれ道があって、 右に行くのも左に行くのも両方それなりの理由がある。 しかし、右と左、両方を取ることはできない。 こういう葛藤があるとき、人は苦しい。 そして、これを自分で決めるということの体験がめちゃめちゃ大事なのだ、とつくづく思う。 自分は、こういうときに、「自分で決める」という選択肢を放棄してきてしまった。 自分で決められると、端から思っていなかった。 誰かが決めたことに従う、誰かに決めてもらう、誰かが正しいと言っているほうを選ぶ、ということをしてきた。

【597/1096】怒りの変遷~身体感覚を取り戻そう

怒りの表現が、年代とともに変遷しているという話を聞いた。 怒りを表す表現は、 腹が立つ (1980年以前)   ↓ 頭にくる(トサカにくる)(1980~1990年代)   ↓ ムカつく(2000年代)   ↓ キレる (2000年代以降) になって、その後、怒りを表出するのに 「キモイ」「うざい」などが使われるようになっている。 キモイ(気持ち悪い)、うざい(うざったい)に関していえば、自分が気持ち悪い、自分がうざったいと感じる、というだけでもはや相手は関係ないのに、

【547/1096】ジェットコースターに乗る

春休み最後の日。 家族でどこにも行ってないので、遊びに行くかと計画。 子どもたちの希望で、水族館とアトラクションのあるテーマパークに行く。 同じようなことを考える人が多いのか、小学生の家族連れや、中高生のグループがたくさん来ていた。 水族館で珍しい魚をみたり、先日、上野動物園で観られなかったホッキョクグマが優雅に泳いでいるのを鑑賞したりして、なかなか面白かった。 イルカのショーが、珍しくキレがなく、どうも今日はイルカさんたちが気乗りしなかったらしい。 そういう日もあるよねー

【519/1096】知るとわかるのあいだ

答えはとっくのとうに知っている。 でも、答えを知っているのと、答えが導き出せるのとは違う。 本を読めば書いてあることを、自分でやってみたらできない。 そういうことは山ほどある。 答えもやり方も書いてある。 でも、やってみるとできない。 その内側を自分の足で歩いてみなければできない。 わざわざやる必要がある。 自分でやってみて、そのやってみたことと答えが一致したときに、「わかる」がやってくるのかも。 そして、その次に、わかったとしても、それをやって見せるときに、人に伝わら

【443/1096】未来の自分からの手紙を書く

443日目。冬至。ゆずとかぼちゃを八百屋で買う。豆腐も食べようっと。 友人が開催していた「未来レター」というワークショップに参加して、未来レターの書き方を教えてもらった。 ものすごくざっくり言うと、未来の自分になって手紙を書いてみるというもの。 ワークショップは対話がとても面白かった。 その日にかけなかったので翌日書こうと思っていたが、頭痛がひどいので先延ばしにしてしまい、今日、ようやく書いた。 手書きの手紙を書くのが久しぶりだ。 自分の本を出すときにクラファンをしたの