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不登校ケア、何が正解?


不登校ケアにおいて、

父親と母親で役割が違う

と考えたことはありますか?


この記事に興味を持たれた方は皆、

学校は行くものだ

と、単純に思い込んでいる人ばかりでしょうか?

学校に行かせたい理由を噛み砕いてみたことはありますか?

いくつか書き出してみましょう。


・最低限勉強した方がいい
・社会に出たらもっと大変なんだから、集団に馴染めて欲しい
・少なくてもいいから友達を作って楽しい思い出を作ってほしい
・役割を通して、やりたくない事もできる大人になって欲しい
・行きたい高校、大学を選択できるように、小中学校でつまづいて欲しくない

もはや、高くは望まないけれど、日本社会で生きるために、なんとか義務教育だけは行ってくれ、それが子供のためなんだ。

毎日毎日、

今日は学校行くの?

少しだけ行ってみない?

好きな授業だけ行ってみない?

保健室ならどう?

一緒に校門まで行ってみる?

これを読んでいるあなたは、

お母さんですか?
お父さんですか?

最近はX(Twitter)で、たくさんの人の投稿を見かけますが、

それはお父さんがやったら効果的!
そこはお母さんに任せんかい!
と思うことがしょっちゅうあります。

まずはお母さん。

多くの家庭で子供との距離が一番近くて、
一番先に変化に気づくのがお母さんです。

つまり、一番始めに『不登校ケア』に取り組み始めるのがお母さんです。

子供のためを思うからこそ、毎日の登校プッシュ、学校への連絡、日一日と不安が積み重なっていくその傍らで、元気がなくなっていくお子さんに、いち早く気づいてるのではないでしょうか。

今日は学校行けた。
1日行けるんだから大丈夫なはずだ。
そう思っても、次の日にはまた元気がない。

なんか違うんじゃないか

ネットで検索してみても何が正しいのかわからない、自分の子に合うとは思えない情報に困惑してしまう。

お母さんはまず、子供の安全基地になってあげて下さい。お腹の中に入る事はできないけれど、必ず戻ってもあたたかく包み込んでくれる安心で安全な居場所。

ずっとここに居たっていいけれど、冒険に出ても必ず戻る場所があるということ。

不登校ケアで具体的な例としては、
・登校プッシュをしない
・学校に行っていても行っていなくても愛している事を伝える
・どんな感情も否定せずに傾聴する
・近所の子や同級生と比較しない
・登校できない理由を無理矢理聞かない
・子供と同じ目線で遊ぶ

など。

あれ?
これじゃ本当にいつまで経っても行かなくなるじゃないか…

心配、不安はわかりますが、いつまで経っても行かなくていい、生きてるだけで充分だと、お腹の中にいる時の気持ちにいつも立ち返ってください。

親に何かあっても、子供が自立して生きていけるように、成長を焦るのも愛でしょうが、子供ができることを増やしたり、知識やマナーを習得していく材料は一歩外に出たら腐るほどあります。

ママのお腹を一歩出たその瞬間から。
全てがそれです。
心配いらない。

あらゆる事にチャレンジしていけるのは、いつでも戻れる安全基地があるからで、それが無ければ怖くて進めないのです。

学校という社会に出てから一度戻ってきました。存分に頭をヨシヨシしてあげればいい。
また誰に言われるでもなく、何度も転びながら立って歩き出せる。

私…
個人的には学校復帰でも、フリースクールでも、不登校のままでも、なんだっていいです。子供が立って歩き出したらやっぱり感動します。

ここに存在していていいんだ、ありのままでいいんだという自己受容感を何度でも育んでください。

お母さんの中にはこんな経験がありませんか?

自分が何度、どんな言い方をしても動かなかった子が、パパの鶴の一声で動き出した…

なんだか悔しい!
だけど、どうやらそんなもんらしいですよ。

さぁ、安全基地を確保して、一歩歩き出したらお父さんの出番です。

歩き出してからです。

あれ?じゃあそれまでは何もしない方がいいの?と思いますか?

それまではね、全力でお母さんの味方をしてあげてください。ここは私が感情をむき出しにして叫びたいくらいのポイントです。

ちょっと叫びますね。


(いっちばん近くで見てるのはアタシだよ!!)


失礼しました。


でも、ここからは特に、お父さんもお母さんもよく聞いて(読んで)くださいね。


お母さんが初めて『不登校児のお母さん』をしています。子供のことが心配なのも不安なのも一緒です。

しかも、知っていますか?

全ての子供の成長の全責任が母親にあるかのようなプレッシャーを日々浴びています。
検診ごとに、みんなと同じ平均の成長曲線に入っていなければ、自分の何がいけないんだろうと後悔したり、まだ未熟な人間ひとりの人生を背負って毎日神経がすり減っています。

大袈裟じゃないんです。

心の中では『この子はこの子!私は私!ゆっくりでいいんだ』と思おうとしても、ひとたび表へ出れば、そうゆうママは煙たがられたり、「本当に大丈夫?」と、親戚、ママ友、近所、実の家族、各所から不安を煽られたりする。


謙虚でいた方が励ましの言葉や親切を受けられるし、幼い子供と女ひとりで外へ出れば、他人様の力や配慮がもの凄く助かるので、謙虚なママが巷に溢れ、同じレベルでやっと話が合う崖っぷち人間関係。


そういった世界戦で、『お母さん』をやっているのは、この前まで1人の女性でした。

だからね、
旦那さんが、奥さんの安全基地でいてあげて欲しいのです。そうすればまた、明日も凄まじいプレッシャーと闘い、子供にとっての安全基地で居られます。

それが『母性』です。

子供がお母さんの元で愛情を充電したら、動き出します。最初は言葉だけかもしれません。それでもその言葉は、声に出すまでに心の中で思っていただけの時間があることを知っておいてください。パパとママがどんな反応をするのか、勇気を出して口に出したのかもしれない。

声に出したこと、それが一歩です。
行動とは、もしかしたらいつもより少しだけ早く起きていることかもしれません。
ゲームを始めた事かもしれません。
食卓でたわいもないお喋りをすることかもしれません。

お父さんが、お母さんの安全基地をしていれば、お母さんが、子供のこの些細な変化が『一歩』である事に気づくのは簡単な事です。

いっそのこと
学校通うのに何がそんなに怖いんだ?とかは
お父さんは理解しなくたっていいから、口は出さずにとにかくお母さんの安全基地をお願いします。


子供の行動をキャッチしたら、スモールステップを始めてみてもいいでしょう。お父さんがプッシュするのです。この時もお子さんの歩みに合わせてあげてください。

ミスったって大丈夫。

お子さんには『ママ』という安全基地があります。


そうやって、社会…  人と関わり生きていくには上手くいかないこともあるということを、お父さんから学んでいきます。

それが自立へのサポートです。

いつか、どんな形でも子供が動き出した時、きっかけがパパの一言だったとしたら、それは動き出せるまで、ママが心の充電をしていたことをお忘れなく。
動き出してもまた逆戻りしたり、動いてる事自体が無理をしている場合は、その時に必要なのはきっかけのパパではなく、ママが必要である事もお忘れなく。
ママの努力は目に見えにくいから、ママに包まれた子供まるごと包むのがパパの役割です。

お互いに尊重し合って、末永く仲良く…ね…

知らんけど…

というのも、



さて、我が家は母である私が家を出るといったパターンの離婚をしています。

今回の話でいうところの、子供の自己受容感が安定したなというタイミングで離婚をしました。それでも人間は何度も自己否定せざるを得ない状況にぶつかります。
私はなるべく娘たちの近くで安全基地を務めていますが、モラハラのパパと娘たちは所謂父子家庭です。

今回の話を読んで頂いて、さらに過去記事を読んで頂くと少し見えてくるのが


パパはモラハラ
ママはメンヘラ


この状況で娘たちの不登校ケアがいかにドラマチックかを想像してもらいたいのはさておき、
離婚して約3年、父子家庭であるパパと娘たちの今は、パパが母性と父性を兼務している事に気づきました。

確かに離婚前はガチガチの昭和根性論のパパでした。それでも子供への愛情が確かで、結婚前はもっと柔軟でユニークだった彼に親権を任せる事になったわけですが、ママが居なくなった家で、別れたあの人はパパとママを両方できるように努力をしている事に気づきました。


人間はどちらも備えているんですって。

凄いね。

正直、安全基地は少し足りないから、もう一度彼とやり直す以外の至近距離で娘たちと関わっています。

だから、父子家庭や母子家庭のお宅も、少し難しいかもしれないけれど、

ありのままを包み込むお母さんの役割と
スモールステップを導くお父さんの役割

どちらも必要であり、兼務できることを覚えておいてください。また、実の両親でなくてもおそらく愛情があればできると思っています。

逆に今は両親がそろっていても、本当にクソなパートナーだったら離れた方がいい事もあるよね。


マインドとアプローチの仕方、そして愛です。

今回のお話は誰かの役に立てたでしょうか。
両方が備わっているので、きっぱりと役割分担して相手の邪魔をしないようになんてしなくていいです。


頭の片隅にあるだけで、状況がガラッと変わるような事です。あとで辻褄が合ってきます。



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最後に私の趣味である感情デトックスのご紹介です。

歌い回しや歌唱力など目を瞑ってくださいね。

この曲は、私のように何年虐められても学校に行くのはあたりまえで、ずっと無価値感で、みんなと同じ普通の人に見られたくてすり減らしてきたから、いつのまにか子供にも「普通」を推奨して苦しめたのに、ありのままでいいんだよと私を救ってくれたのが娘たちの不登校で、今さらだけど「ありのままでいいんだよ」を娘たちに返してゆく、そんな私みたいな親が娘たちに向けてうたう歌…では…ないと思うけど、そんなふうに沁みる曲、心を込めて歌ったのでよかったら聴いてください。

RADWIMPS/正解

答えがすでにある問いなんかに

用などはない








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