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柴田哲孝著「暗殺」

深田萌絵さんが紹介されていた本を読みました。
萌絵さんは確か3日で2回読んだとか。私はこんなに時間があるあるなのに5日くらいかかりました😅
本日午前中に読み終わり、
今日が元安倍総理の命日だった事に気付きました。なななんという偶然。

あくまで小説です

【多くの謎】
⚫︎事件直後の検証がすぐ行われなかった(3日後に行われた)
⚫︎右頚部から入った銃弾が心臓まで達し致命傷となったが、これは容疑者が打ったものではなく、別のスナイパーが高い位置から撃ったことを表している。解剖を担当した医師のこの診断を警察は否定した。
⚫︎体内から銃弾が見つからなかった。
⚫︎散弾銃での犯行と言われているが、他の誰にも当たっていないのはあり得ない。
⚫︎何故あの演説が大和西大寺駅北口で行われたのか。南口の方が開けていて道路も広く人も多い。北口を選んだのは不可解でしかない。
⚫︎山上被告は2年もの間長期勾留されている。
⚫︎事件翌日の新聞は、各社全く同じ見出し(一語一句違わない)の記事をあげている。


池田としえさんのXより
画像お借りしました



体内から銃弾が見つからなかった謎について、小説内で語られたこと↓

ガリウム弾というものがある。
血液で溶ける性質を持った特殊な弾丸で、融点が29.8度と低く、人体に接触するとすぐに融解して体内に浸透する特性を持つ。さらに、人体内で急激に熱膨張を起こしたガリウムは急速に冷却され固体化することで人体組織を破壊していく。
つまり、ガリウム弾を受けた人間は体内でガリウムが炸裂することことにより内臓破裂や内出血を起こして深刻なダメージを負う。


ある週刊誌の記者と銃器評論家との会話↓影のスナイパーがいた、という話に及んだ場面。

そんな陰謀論はテレビじゃやれないってさ。日本のメディアはダメだね。本当のことを言うと陰謀論とかいう便利なひと言を振り翳して潰しにかかる。だからどんな事件だって一向に真相が解明されない。
例の9.11同時多発テロや、もしかしたらいまのコロナのワクチンの問題だってそうだよ。陰謀を仕掛ける支配者側にしてみれば、便利な世の中になったものさ。
何人もの、政府にとって不都合な者が自殺や事故死を装って口を封じられたことか。近年に不審死を遂げた者も、おそらく何人かは消されたのであろうことを誰も否定できないだろう。
そもそも歴史は陰謀の積み重ねだ。陰謀論を否定することは、歴史そのものを否定することに等しい。歴史の真相をすべて闇に葬ってしまうことになる。

意味深〜

実名での登場者も多く、どこまでが本当でどこまでがフィクションなのか全く不明ながら、なるほどそういうことかも、という気になる描写が満載で、読み物としてもとても面白かったです。

参考動画↓



最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎

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