恐ろしい失恋日記二日目まで

私が失恋してから、元カレに失恋日記をlineで送り続けていたという恐ろしい事実に目を背けて過ごしてきましたが、一年経ったので、きちんと心の整理をする為に読み返してみることにしました。

以下送った文章を張り付けながら、読み解いていきましょう。

基礎知識

N君=元カレ 当時35歳 交際2年半の8月29日「昨日は別の女性と一晩過ごした」と言われ破局 私を振った次の日から新しい彼女と付き合い始めたらしいがその翌月に彼女が妊娠、そのまま結婚 翌年5月に子供誕生(計算おかしいがそこは仕方ない)

自分=51歳 三人の子供(女子N,A、M)を持つバツイチ 葬儀司会者

以下実際に彼にlineで送った自分の日記

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失恋2日目
する事もなく昨日の夜早く寝てしまったせいか今朝は5時半に目が覚めてしまいました。6時から早速N君に嫌な感じのLINEを数本、日中もちょいちょいN君の今日の気持ちを害す言葉を盛り込んだLINEをしてしまっていました。反省します。本当は潔くN君には二度と連絡取らないぐらいの気持ちでいたのにな。
定時に退社して自宅に直行。6時半には自宅に着き着替えて7時に銚子丸。Aの慰労会と餞別会を同時に開催しました。ビールは一杯だけ頂き少し気持ちが和らいだのですが、途中母の心無い言葉で涙してしまうシーンも。子供達がフォローしてくれ、3分で涙は止まりホッとしました。今は涙腺が一日中緩んでいるので少し気持ちが落ちると涙が勝手にこぼれます。仕事柄このくらいのテンションだとお客様との感情のズレが無いという利点がある事に今日気付きました。炉前で泣いている家族の気持ちに寄り添うことができた気がしました。違う理由だけど私も泣いているよとお客様に伝えたかったです。ウォーキングをしながら帰りました。田舎道は秋の虫の鳴き声で一杯。昨日は全く気付きませんでしたが今も部屋の外は色々な虫の音色が響いています。何を思い出すかは言わずもがなです。どのくらい歩いたかはわかりませんが途中小学校を4つ通り過ぎました。私が小1から小2まで通った小学校と8歳まで住んでいた団地も通りました。N君との行動範囲外だったので、N君との思い出の場所で切ない気持ちにはならずに済みましたが、ずっと聞こえている例のBGMと消防自動車のけたたましいサイレンであの日見た光景が鮮明に思い出されたのです。あの時N君の心はもう彼女のところに行ってたのかなぁ…それともまだ私を真っ直ぐに見ててくれたのかなぁ。途中、今頃N君は素敵なレストランで赤ワインを傾けながら美味しいディナーを食べてるんだろうなぁと妄想しました。私とは行かないようなお洒落な場所でホテルの上の方に泊まるのかなぁ。私は失恋2日目だけどN君達は晴れてお付き合い記念日。「お泊まりデート」などと彼女のスケジュールに記録されたのでしょうか。8月31日という覚えやすい日でよかったじゃん!とかお節介な事も浮かんできました。妄想がそこまで膨らんだところで自宅に到着。8500歩くらい歩いていました。
N君が他の女性とベットに居る所を想像しても不思議と怒りは湧いてきません。諦めの境地というかもうN君が遠い人なんだなぁと寂しく思います。良く浮気相手と鉢合わせであわや殺人事件なんて事も多々ありますが、この淡々とした気持ちは何なんでしょうか?N君が本来あるべき場所に行けたんだから、むしろ、はなむけの言葉でも送ってあげなくてはいけないんだろうな。途中何度もN君の内面にダメージが広がっていた事に気付かなかったことを悔やみました。N君は私に一言もそんな事言わなかったから私はN君が何も感じていないのだと思って、嫌な感じのプレッシャーを掛け続けてしまいました。直君が鈍感な人なのだと勘違いしていました。少年の頃のN君はあのおばあちゃんと写っていた真ん中の少年と同じ、ナイーブで感受性の強い目をしてたんだろうな。N君はあの目の男の子の大人バージョンだった事を忘れていました。N君が私のストレートじゃ無い嫌な感じの攻撃に外傷は感じさせず、内側でどんどん私の毒に蝕まれていた事に気付かなかった私がこの地獄の日々を作り出したのですね。2日目で気づきはこんな事でした。

昨日の夜知らないうちにヨガの先生にLINEをしていました。先程連絡が来て明日は船堀のインドのお寺にご招待されました。入信か!

ついでに
1日目

寝たのか寝てないのかわからない最悪の気持ちで起床。胃の辺りがずっとフジヤマに乗っている時と同じ感じでした。便秘気味の私が昨日は一日何度もトイレに行きました。そう言えば話の最中でお腹が痛くなるという失態もあったな。
シャワーも浴びず歯医者の定期検診、歯周ポケットが深いところがありますと言われ変な形の歯ブラシを渡される。お会計は何と2800円でした。その足で車を買った自動車屋へ。店は空っぽで、ボーッと店主を待つ時間がかなりの苦痛でした。全ての呼気が溜息で構成されていました。時間が過ぎるのが長くて苦痛でしたがじきに長女の友達が現れてホッとしました。車の凹みの修理代は7万円とか!?︎無理なのでタッチペイントで誤魔化してもらい退散。区役所へ子供手当の継続手続きに行きました。ついでに数時間前に支払った高額な医療費も助成して頂く手続きをし、とてもキチンとした人になった気分を味わう事が出来たと満足でした。不思議と人と話していると、その間だけはあの最悪な気分から解放されている事に気付きましたが、家族と話している時だけは別でした。家族との会話やテレビ鑑賞が苦痛です。
じっとしていると脳裏によぎるのは「実は昨日は朝までずっと女の人と一緒だった」という衝撃の一言。その言葉を心に塩を塗りたぐるように何度もリピート再生しました。あまりの苦痛に予定を詰め込む作戦にしました。本当は昨日の午後は歯医者の後アーユルヴェーダのマッサージ2時間半コースを予約していたのですがそんな気分になれずAちゃんにお誕生日プレゼントとしてお譲りしました。昼間はN君から言われた衝撃の言葉とお別れの2つの理由を何度も反芻し時折涙しながら噛みしめる時間を過ごし、7時にAとMの高校へお迎え、イオンタウンでMの靴を購入、9時ごろ帰宅、また寝るまでN君の言葉の反芻タイム。シャワー就寝という失恋1日目にしてはアクティブに過ごしたと自分を評価しています。車の中で明るくはしゃぐ子供たちの声と大声で鳴らすBIGBANGの歌が身体と心にトゲトゲ刺さり痛くて仕方なかったです。私の休日としては結構アクティブのつもりでしたが、暇な時間が結構あったのか歯周ポケットお掃除するヘンテコな歯ブラシは結果3回もしていました。歯茎ブラッシング優等生!

振り返り
2日分の日記なのに重ーいね。でも、なんだか心が軽くなりました。N君の心は重くなりましたね。
来月の有給休暇は山小屋を予約して登山してみようと前向きな発想をしています。はじめての一人登山です。ブラックマミは、「N君と約束したんだから一緒にドライブ行くんだ行くんだー」とか言ってみてN君を困らせようかと企みましたが、そろそろお付き合い1ヶ月記念日で1番二人が熱く燃え上がっている時にそんなワガママやダダをこねてはいけないと思いとどまりました。

この日記の3日目が無いことを祈ってください。
おやすみなさい。

☆☆☆☆☆

自分が振った相手からこんなメッセージもらって読んでくれた元カレさんありがとう。

名前をイニシャルに変換して気づいたけど、名前呼びすぎだよね。

当時のラインをまだ大切に持っていてそれをコピーして自分のアドレスに送ってそれをまたコピペしてる原始的な作業。私の技術の低さではこんなやり方なのですが、そんな事をしている私の執念も恐ろしい。

でもそのくらいしないと、まだ彼への執着を手放せないんだから仕方ない。

「昨日は別の女性と一晩過ごした。彼女といて一晩中ドキドキした。まみといてもリラックスしかない。信じてくれないかもしれないけど、一緒にいたけど、何もしていない」

細かい言葉は忘れたけど、確かこんな感じのことを言われた。

何が嫌だったのか聞いたら、

私が彼と結婚したい気持ちをほのめかした事

だったらしい。彼は結局翌月には新しい彼女と結婚を決めたのだから、結婚したくなかったわけじゃなかったのだ。私と結婚したくなかっただけ。

そりゃそうだよね。16歳年上の子持ちの女性とは結婚したくなかったよね。彼が結婚を決めたのは33歳のウェブデザイナーさんだって。

当時の私は頭狂ってたから、「私もこれからウェブデザイナーになってやる」ぐらいに思ってしまいました。全然勉強してないけど、学校とか調べましたね。ウェブデザイナーになったら何なんだって感じだけど、なんだか、自分が馬鹿にされた気持ちになって、彼女と同じ仕事が出来るようになったら、少しは自分のプライドが取り戻せるって思ったのかな。

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