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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【鉢の裁き 1】

・第1の鉢

1 それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。

2 そして、第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだに、ひどい悪性のでき物ができた。

ヨハネの黙示録16:1-2

つづく

大患難時代における裁きの進展

①7つの封印の裁き(6章)

②第7の封印の裁きが7つのラッパの裁き(8:6-9:21)

③第7のラッパの裁きが7つの鉢の裁き(16章)

 

1節の「大きな声」とは、神ご自身の声である。その内容が重要で緊急性のある宣言であることを示している。神は7人の天使たちに裁きの実行を命じました。

 

2節は反キリストに従う人たちへの裁き

①この時点では、地上の人たちの大半が、反キリストに従っている。

②彼らに、悪性のでき物ができた。

③黙示録14:9-11が成就し始めている(獣を拝むものと刻印を受ける者たちへの警告)。

「9ほかの第三の御使が彼らに続いてきて、大声で言った、「おおよそ、獣とその像とを拝み、額や手に刻印を受ける者は、

10 神の怒りの杯に混ぜものなしに盛られた、神の激しい怒りのぶどう酒を飲み、聖なる御使たちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

11その苦しみの煙は世々限りなく立ちのぼり、そして、獣とその像とを拝む者、また、だれでもその名の刻印を受けている者は、昼も夜も休みが得られない。」

 

第1のラッパの裁きとの対比 (黙8:7)

①第1のラッパの裁きでは、木の三分の一が焼け、青草が全部焼けてしまった。

②第1の鉢の裁きでは、反キリストを拝む者たちが悪性の皮膚病で打たれた。

 

エジプトに下った第6の裁きとの対比 (出エジプト9:9-11)。

①エジプト人は「うみの出る腫物」で打たれた。

②黙16:2の「はれもの」は、ギリシア語で「ヘルコス」である。

③出エジプト9:9の「腫物」も、「ヘルコス」(七十人訳聖書)である。


記事を見てくださりありがとうございます。聖書の中で唯一、祝福が約束されているヨハネの黙示録を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

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