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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3


【ラオデキヤにある教会】

1、 宛先
14 ラオデキヤにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『アァメンたる者、忠実な、まことの証人、神に造られたものの根源であるかたが、次のように言われる。

2、叱責
15 わたしはあなたのわざを知っている。あなたは冷たくもなく、熱くもない。むしろ、冷たいか熱いかであってほしい。
16 このように、熱くもなく、冷たくもなく、なまぬるいので、あなたを口から吐き出そう。
17 あなたは、自分は富んでいる。豊かになった、なんの不自由もないと言っているが、実は、あなた自身がみじめな者、あわれむべき者、貧しい者、目の見えない者、裸な者であることに気がついていない。

4、奨励
18 そこで、あなたに勧める。富む者となるために、わたしから火で精錬された金を買い、また、あなたの裸の恥をさらさないため身に着けるように、白い衣を買いなさい。また、見えるようになるため、目にぬる目薬を買いなさい。
19 すべてわたしの愛している者を、わたしはしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって悔い改めなさい。

5、約束
20 見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食を共にするであろう。
21 勝利を得る者に は、わたしと共にわたしの座につかせよう。それはちょうど、わたしが勝利を得てわたしの父と共にその御座についたのと同様である。
22耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』」。

ヨハネの黙示録3:14-22

つづく

ラオデキヤの教会に関しては、2、賞賛のことばがない。キリストにとっては、受け入れがたい教会であった。牧師も信徒も、忌むべき霊的状態にあった。

ラオデキヤにある教会はラオデキヤという町。
ヒラデルヒヤから約65キロメートル南東に位置する裕福な町。
この手紙が書かれる約35年前に、地震によって町が破壊されたが、裕福であったので再建された。
主要な産業は、金融、羊毛製品、製薬であった。

ラオデキヤの教会は、「背信の教会」の型。
ラオデキヤとは、「人々が支配する」という意味である。
時期は、1900年から現代に至るまでの期間である。
① 主イエスを締め出している教会
② 終わりの時代の教会
③ 自由主義神学の教会
④ エキュメニカル運動の教会
⑤ 生ぬるく、役に立たない教会
⑥ 建物や富を誇り、霊的貧しさに気づいていない教会
⑦ この世の楽しみや成功に関心が向かい、キリストが締め出されている教会

7つの教会のまとめ
① キリストから教会に充てられた個人的手紙であり、最終的な勧告である。
② 紀元1世紀に存在していた7つの教会は、今日の教会の7つの型である。
③ 7つの教会が抱えていた問題は、そのまま、今日の教会の問題でもある。

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