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Q.「なぜか毎年4月になると胃がくたくたです。」(30代女性)

ジェモセラピストで茶道教授の水上麻由子が、皆さんのご質問にお答えする「教えて!まゆこ先生シリーズ」

この2年はコロナ禍で会食がありませんが、通常ですと年末年始に宴会が始まり、2月3月に人事異動や就職や転勤の歓送迎会、お花見と何かと続いて、4月の入った頃にはもう胃がくたくたになっている方が多いようです。自覚がない方でも
・便秘や下痢を繰り返している?
・お腹周りがもたついてる?
・むくみが取れない?
と異変を感じている方も多いと思います。
アーユルヴェーダでも、2月から4月までの雪解けの季節は春の冷たい、湿ったエレメントを持ったカパ(水・土)の季節なので、身体の毒素を排出する季節で花粉症のような形で粘性の鼻水が出たり、身体の重さを感じたりします。

この状態を放置して、初夏を迎えると免疫力が下がっていくままなので、夏バテをしたり、秋にはその疲労から太りやすくなったり不調が起きたりします。4月にしっかりと胃を大切に整えていきましょう。

胃が荒れる原因

□暴飲暴食
□喫煙
□寝不足
□アルコールの飲み過ぎ
□コーヒー・紅茶・緑茶などのカフェインの摂り過ぎ
□脂っこいもの、甘いもの、硬いもの、熱いもの、冷たいもの、辛いもの、塩気の強いものの摂り過ぎ
□不規則な食事時間
□薬の副作用や水なしで薬を服用するなど
□ストレス

アルコールやコーヒーは適量なら胃液の分泌を促して消化を助けますが、飲み過ぎは胃を強く刺激するので禁物です。たばこは胃の粘膜の血流を低下させると共に、胃酸の分泌を促進して胃を攻撃する力を強めます。また、極端に辛いものや熱いもの、冷たいものを沢山食べることも胃を荒らす原因になります。アルコール度数の強いものをストレートで飲んだり、空腹時におつまみなしで飲むと胃の粘膜を直撃して胃を荒らします。また、薬を水なし、または少量の水で飲むと薬が食道で引っかかって溶けたり、薬の濃い成分が胃の粘膜を刺激します。薬は必ずコップ1杯の水で飲むようにしましょう。

胃の調子が悪い時におすすめの食べ物
キャベツ、大根、白菜、ホウレン草、人参、小松菜、カブ、豆腐、鶏のむね肉、ささみ、白身魚、鮭など

胃の調子が悪い時に控えた方がよい食べ物
ごぼう、れんこん、オクラ、サツマイモ、きのこ類、ハム、ソーセージ、赤身魚、海藻類、大豆など

胃に優しい食べ物を選ぶ時の7つのポイント

・消化が早い
・タンパク質やビタミンなどの栄養素を含む
・食物繊維や脂肪が少ない(ごぼうやレンコンなどは避ける)
・具材はできるだけ細かく刻む
・味付けは薄めにして香辛料は控える
・油(生クリームやバターなど)はできるだけ使わない
・生ではなく、煮たり、蒸したり、茹でたりして加熱する

胃を整えるハーブ療法

胃の消化機能をサポートしてくれるのは、イチジクのジェモがおすすめです。心の不安も消化してくれて緊張感をほぐしてくれる作用もあるので、新学期に向いています。ストレスによる暴飲暴食も落ち着き、お酒が好きな人も適量でおさまるようになります。

他にはアーユルヴェーダの薬草が入ったスニルオイル(青)をお腹に塗りながらマッサージします。同じくアーユルヴェーダの薬草茶、スニルティー(緑16番)を朝夕飲むようにします。


私たちは、純粋意識(魂・ミッション・ダルマ)を生きると決めて、生まれる場所や時代を選んで生まれてきています。地球上の人々が、内なる魂と繋がり、健やかに成長しながら人生の航海を楽しめるよう願いながら、書いています。 応援や共感していただけたら、嬉しいです。