生まれ月調整をするか
こんにちは、まゆら先輩(妊娠6か月)です。
皆さんは子供の生まれ月を気にしますか?
最近以下のような話をよく聞きます。
「早生まれだと保活(保育施設探し)が大変」
「小さい頃は発育の差が大きいから4,5月生まれが有利」
→「なので、4,5月生まれになるように子作りをします」
一理ある(one real)
確かに、保育施設の申し込みは(自治体の仕組みにもよりますが)年内に締め切られる場合が多い、年度途中の入園が難しい等の不利な条件があります。
また幼児期は数か月の発育の差が大きいため、同世代に比較して成功体験を積みやすい等で早生まれが不利、その後のキャリアにも影響するといった研究があり(相対的年齢効果)、問題提起されているようです。
どこまで気にするか
このように早生まれが何かと損しがちな状況があるとすると、生まれ月を操作する程度で少しでも有利になるならちょっとは考えようか…という人が出てきてもおかしくないなと思います。
実際筆者の身近にも「自分の不器用なところが遺伝すると可哀想だから、せめて発育差で苦労しないようにしてあげたい」といって5月に産んだ知人がいました。
しかしこれも、どこまで気にするかの程度問題なのではとも思います。
統計的な結果とはいえ、「早生まれは人生失敗!」と決まっているとまではいえないレベルだからです。
まず個人的経験から考えてみても、良い大学に行った人や部活動のエースが明らかに春夏生まればかりだったかというと、そこまで厳然とした格差はなかったはずです。改めて調べてみればどうもそんな傾向があるようだが、普通に暮らしていれば感じることのない程度、ということ。
プロスポーツなど競争の激しい分野になってくるとまた少し事情が違い、例えばプロ野球など明らかに差が出ている分野も一部あるようです。しかしこれはすでに指導方法や業界構造に問題があるとも指摘されており、逆にいえば周りの大人が工夫してそうした環境要因を取り除けば、早生まれでも問題なく活躍できると考えられます。
(プロの世界こそ本人の努力によらない格差をなくすべきなのですから)
何を隠そう私自身が3月も末の生まれです。確かに小さいときはかけっこが苦手ではありましたが、別にそれでいじけることもなく、長じては東京大学とその大学院を卒業しています(ここ自慢です)。
…何が言いたいかというと、差は差でも育て方次第、個人差によってどうとでもなるのではないかということです。
子供本人にとっては何月生まれがどうとか知ったこっちゃありません。早生まれだから可哀想、と言い聞かせて育てる方がよっぽど害があります。
また、これは制度上どこを切り分けるかで生じている不利であって、現在の日本ではたまたま3月/4月になっているが、9月始まりの国へ行けば今度それは8月/9月生まれの格差になるだけです。一時期欧米に合わせた9月入学なども取り沙汰されていましたし、状況が変わることも十分考えられます。
私は逆張りした
以上を踏まえた上で個人的な感想を付け加えておくと、もしみんながみんな生まれ月調整をするようになった場合
「学年全体で誕生月が4,5月に偏る」
という一種異様な状態が出現するわけで、冷静に考えてちょっとキモくないですか。
逆張りオタクとしてはそういうのには乗っかりたくないわけです。でもあえて冬生まれにして大衆に遅れをとるのもなんか癪です。
そこで筆者は夏を狙って仕込みを開始することに。結果、見事予定日を6月半ばにぶつけることができました。
そんなにうまくいくものじゃない
しかし世の中そんなにうまくはいかないもので、どうも切迫流早産のケがあるため、下手をすると5月に生まれかねない。もっと遅くに設定するんだった。
そもそも受精だってそんな図ったようにピッタリ狙えるものではないはずです。予定日どおりに生まれる子供も少ない。人がどう策を巡らせても相手は大自然、所詮思い通りにはならないということです。
というわけで、まあこの件に関してはどっしり構える方が良いのではないかと思います。
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