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高校生との登山スタート

クラーク国際高等学校百名山リレープロジェクト

今年、登山ガイドの資格を取得しました。それと同じ時期に、クラーク国際高等学校百名山リレー登山プロジェクトがスタートしました。クラーク高校は全国に50キャンパスある特色ある高校なのですが、職場の代表三浦雄一郎が総校長を務めていることもあって、百名山リレープロジェクトのサポートを弊社がさせていただくことになりました。

私自身が行っている内容は、百名山のリストアップ、山ごとのコース決定、登山の行程表作成、当日案内してくださるガイドの手配と引き継ぎ、登山部の高校生へのオンライン講座、現地でのガイドなどなど盛りだくさん。全てが山に関わることなので、いい経験です。

本来なら5月にスタート予定だったプロジェクトでしたが、COVID-19による緊急事態宣言で延期され、やっと7月にスタートすることができました。スタートは霧ヶ峰、筑波山、大台ヶ原の3つの山からスタート。(実際には悪天候により霧ヶ峰は延期)

いよいよ本格的始動

その後、高校生の夏休みに合わせて全国各地で百名山登山が本格的にスタートしました。7月30日赤城山、8月3日伊吹山、8月4-5日金峰山・瑞牆山、8月5日至仏山。私は赤城山と金峰山・瑞牆山に同行させていただきました。

今回のプロジェクトに参加している高校生は登山経験がある生徒もいますが、ほとんどが登山初心者。でも山に登りたいという意思がある生徒達です。

7月30日赤城山

赤城山(黒檜山)は上村ガイドと一緒に、先生+男子生徒6名をお連れしました。先生と生徒は赤城山の麓に前泊、当日の朝に私たちと合流するスケジュールでした。7:30にビジターセンターで合流、しっかり寝て、しっかり朝食を食べた元気な高校生が迎えてくれました。

登山口まで色々なことを話しながら歩きましたが、色々な行事がなくなり、楽しみがなかったけど、登山前日入りしてみんなと過ごせて楽しかったとすでに満喫した様子。宿での魚のことやお風呂のことなど、笑顔で話してくれました。魚の写真、可愛かったな。

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登山当日は暑さで熱中症を注意していたものの、意外と涼しくて山頂までの急登もみんな元気に登りました。写真好きな生徒は一眼レフを片手に遠くの景色を撮ったり、暑さに弱い生徒をみんなで気遣ったり。山頂に向かうにつれて次第に天気が悪くなったけど、山頂ではわずかな時間青空も見ることができました。

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黒檜山の周回は、下り基調の稜線歩きと稜線から登山口までの下りが長いです。時折小雨も降る中、雨具を着たり脱いだりしながら衣類の調整をしました。下りに入ってから生徒の口癖は「下山後の温泉」^_^

コースタイムと同じくらいで下山しましたが、生徒は下の方がきつかったようで「膝が笑ってる〜」と言っていました。体力のある高校生でも、やっぱり山は下りが鬼門だな、と改めて感じました。「とても楽しかった」「また次の山も頑張ります」と声を聞いたあと、生徒達は笑っている膝のことも忘れて、温泉へ駆け出して行きました。その直後に大雨。

百名山プロジェクトはスタートしたばかりですが、私自身もいい思い出がたくさん作れる気がして楽しみです。

次回は金峰山・瑞牆山のことを・・・。こちらも素敵な登山でした。

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