夏山と冬山の行動食って違うの?
先週、登山ガイドの実技試験で八ヶ岳に行ってきました。寒波到来でとても寒かったです。日中の気温は−15℃くらいで、風速10m以上の風が吹いていたので、体感温度は−25℃くらいだったでしょうか。止まっているとどんどん体が冷えてくるので、地図を読むことも大変な状況でした。
冬場は夏よりもたくさんのエネルギーが必要だということを知っていますか?体を温めるためにエネルギーが必要で、エネルギー不足になると体を温めることができなくなるのです。きっと冬にお腹が空くのもそのせいです!
ゆっくりと休憩することが難しい、手袋をはめていて行動食を食べづらい、食べ物が冷えて食べづらい。そんな冬山は上手に行動食を選ぶことが重要です。例えば、少量でもエネルギー(カロリー)が大きいもの、手袋をはめていても簡単に開封できるもの、寒くても凍らないもの、などです。
場合によっては、飲み物でエネルギー補給もできるように工夫することもオススメです。保温ができる水筒に砂糖入りの紅茶を入れてもいいですね。コーヒーよりも紅茶の方が体を温める効果が期待できます。行動食の例は下の図を参考にしてみてください(^^)
ここから先は
36字
/
1画像
毎週月・水・金曜日の12時に更新!このippoマガジンでは、科学的な根拠のあるMIURA流のトレーニング方法についても発信していきます。月に5本以上気になる記事があればマガジンの方がお得です!
MIURA流 登山塾「ippo」
¥500 / 月
ミウラ・ドルフィンズでは鹿屋体育大学の山本正嘉教授をはじめ三浦雄一郎・豪太親子とともに、より快適に、より安全な登山を行うためのデータを測定…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?