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夏山と冬山の行動食って違うの?

先週、登山ガイドの実技試験で八ヶ岳に行ってきました。寒波到来でとても寒かったです。日中の気温は−15℃くらいで、風速10m以上の風が吹いていたので、体感温度は−25℃くらいだったでしょうか。止まっているとどんどん体が冷えてくるので、地図を読むことも大変な状況でした。

冬場は夏よりもたくさんのエネルギーが必要だということを知っていますか?体を温めるためにエネルギーが必要で、エネルギー不足になると体を温めることができなくなるのです。きっと冬にお腹が空くのもそのせいです!

ゆっくりと休憩することが難しい、手袋をはめていて行動食を食べづらい、食べ物が冷えて食べづらい。そんな冬山は上手に行動食を選ぶことが重要です。例えば、少量でもエネルギー(カロリー)が大きいもの、手袋をはめていても簡単に開封できるもの、寒くても凍らないもの、などです。

場合によっては、飲み物でエネルギー補給もできるように工夫することもオススメです。保温ができる水筒に砂糖入りの紅茶を入れてもいいですね。コーヒーよりも紅茶の方が体を温める効果が期待できます。行動食の例は下の図を参考にしてみてください(^^)

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