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ライティングはlighting!世界にスポットライトを当てるライターになりたい!

初めての海外ひとり旅

初めての1人での海外旅行は、台湾の友だちに会いに行く旅でした。
きっかけは、大学で留学生の受け入れ担当をしていたこと。社会人3年目に、台湾から留学生を招いて日本人学生と1週間の交流セミナーを企画しました。朝から晩まで留学生と一緒に過ごし、帰国後もSNSで連絡を取り合うくらい仲良くなったんです。もう1度彼らに会いたくて、その年の冬休みを利用して台湾に行くこと決めました。

仕事の枠を超えてプライベートでも留学生と仲良くなりました♩

自分でホテルと飛行機をとり、スケジュールを立てる。今まで、旅行会社や家族に任せていたところを自分でやって初めてこの旅に責任を持つのは自分だ、という気持ちが芽生えました。

全てが新鮮な経験

現地では、2泊3日のうち最終日の夕食を友達と一緒に食べることしか決まっていません。あとは全部自由行動でした。

台湾式茶道の予約をしたのに、時間になってもお店が開かなかったり、ガイドブックで調べて行ったお店が閉店していたり、予定通りにいかないこともたくさん。それでも、一人で身軽だからすぐにプランを切り替えて、予定外の出来事も楽しむことができました。

全部が新しいことの発見で、景色、匂い、音など、五感で感じる非日常が心地よく感じられました。

知らないことは恥ずかしい

台湾は親日の国ということもあり、現地で出会う人は日本人に好意的だったし、みんな日本に憧れを持っていると台湾の友だちが教えてくれました。

お茶屋のおじさんは、私が日本人と分かるとおまけをつけてくれた

台湾の街を歩いているとお店のあちこちで日本語を見かけました。ドラッグストアでは日本製品が当たり前のように売られている。日本製は品質がいいと人気があるそうです。日本で売っているものは全部置いてあるんじゃないかというくらい日本製品の品揃えも豊富でした。

日本のドラマもネット経由でほぼリアルタイムで放送されていて、ドラマや芸能人の話で台湾の友だちと盛り上がることができました。

楽しかったけど、ふとホテルに戻って一人になると、私は台湾のことを何も知らないことが恥ずかしくなりました。徴兵制度があることも、台湾の友だちに教えてもらって初めて知りました。

もっと、彼らと仲良くなるためには、歴史や文化を知りたい。そう思い、帰国後になぜ台湾の人は日本に対して友好的なのか調べてみました。すると歴史の中では、日本が台湾を統治していた時代もありましたが、その間にインフラや学校教育の制度を整え、経済発展の基盤を作ったから恩恵を感じてくれているということを知りました。そういえば東日本大震災の時も、真っ先に義援金を送ってくれたのは台湾でした。しかも250億円以上の額を。
ですが、日本政府は台湾のことを国家として認めていないからなのか、あまりニュースでは報道されていなかったように感じます。

紡いだ言葉で世界を照らしたい

そこで、台湾の魅力を少しでも多くの人に知ってもらえるように情報発信をしていきたいと思うようになりました。台湾旅行の様子をSNSで伝えたら、投稿を見た友達が次の「夏休みは台湾に行くことにした!」と言ってくれました。このことで、ライティングは“Lighting”にもなることに気づきました。
自分が体験したことを伝えて、世界の訪れた地域にスポットライトを当てていきたい。トラベルライターとして、それを実現したい。そう思うようになりました。

台湾ひとり旅の経験が今の私の原点になっています。


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