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はじめての海外

私のはじめての海外は、オーストラリアでした。

高校1年生の修学旅行でケアンズという場所を訪れ、10日ほどホームステイしました。
平日は現地の小中学校に行き、バディの子たちと一緒に授業を受け、一緒に休み時間に遊びました。土日は、グレートバリアリーフで魚や亀と一緒に泳いだり、サメに遭遇したり。はたまた、ホストファミリーの上司の誕生日パーティーに連れて行ってもらい、人生で初めてワニやカンガルーを食べたり。

この頃の私は、英語がそんなに話せませんでした。話せるとしたら何度も練習した自己紹介。
簡単な英語で話しかけられたら、
何を聞かれているのかはわかるけれど、
その返事を喋れない
というなんとも言えないレベル。

いえす、のー、せんきゅー、ソーリー
ほとんどこの4つの単語で過ごしました笑

この修学旅行は語学研修も兼ねていたので、
自分でもよく行こうと思ったなと感じています。

でも、この時この修学旅行に参加して本当に良かったと今でも思っています。

その時の私は、
言葉が通じないと仲良くなるのは難しいと思っていました。
関係を作るには英語が話せないと話にならないと本気で思っていました。

学校が英語教育に力を入れていたため、
週6時間ほど英語の授業がありました。
何のために勉強しているのか、
その時の私は分からなくて
英語が使えると多くの人と関われるようになるから、という理由が、
英語が使えないと多くの人と関われない
という理由になっていたのです。

でもオーストラリアについてみたらどうでしょう?
私が、全然英語が話せないにも関わらず、
ホストファミリーは毎食私の好きな料理を作ってくれ、色んな話を教えてくれるし、現地の学校のバディは身振り手振り、ボディランゲージを駆使して話してくれ、休み時間もいっぱい遊び、帰るときにはお互い泣くほど仲良くなっていたのです。
そんなふうに、たくさんの人に関わってもらい、気がつけば楽しい10日間が一瞬で過ぎていました。

英語などの言語が話せるのは
色んな面でプラスになるというのは
もちろんであるけれど
人と関わるのに一番大事なのは
心なんだな
と感じさせてくれるはじめての海外体験でした。

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