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#34 週刊囲碁日記 日本女子囲碁リーグドラフト会議開催/観る碁ファンのための「観るポイント」/碁会所の閉店ラッシュ続く

こんにちは。瀧真有子です。
碁会所や教室で、対局を巡って揉める人って多いですよね。最近もそんな相談を受けて感じたのは、「負け」を受け止めきれない人が多いんだなということです。

囲碁は、敵失などで運良く勝てることはあっても、負けたときはほぼ自己責任です。「自分が弱いから」「自分の判断が間違っていた」という事実しかありません。

負けたくない人は、負けを受け入れ、改善していくしかないのですが、それができず相手や環境のせいにする人も少なからずいるようです。

アマチュアの世界の話ではありますが、そういう人と打ってしまった場合は、気分が悪いですよね。「負け」を受け止めきれない人は後述する、「観る碁」のファンにでもなったら良いのではないかと思います。

というわけで今週のテーマです。

日本女子囲碁リーグドラフト会議開催

日本棋院創立100周年の目玉企画、「日本女子囲碁リーグ」のドラフト会議が行われました。

◇女子囲碁リーグで「ドラフト会議」 日本初の公式団体戦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD27BZN0X20C24A5000000/

注目のイベントを平日の昼間にやってしまうあたりが、もったいない感じがしますが、囲碁界隈ではそれなりに盛り上がっていたようです。

そういえば、日本棋院の100周年記念イベントも平日の午後6時からでした。現役世代はあまり相手にされていない感じでしょうか。料金が高いので、安い値段でオンライン配信などすればいいのになと思ったりもしますが。

◇日本棋院創立100周年記念祝賀会のご案内
https://www.nihonkiin.or.jp/event/area/other/100_2.html

さて、鳴り物入りの女子囲碁リーグも、囲碁界隈での盛り上がりに過ぎず、一般の人たちへの認知度は低いようです。また、監督陣がちょっと真面目過ぎて、もう少しエンターテイメント性が欲しいですよね。

囲碁の普及に長く関わった立場から見ても、囲碁の世界は、エンターテイメントやユーモアとの共存が難しいなと感じます。

「伝統と格式」というのがいつも付きまとっていて、良いこともあるのでしょうが、「囲碁にふさわしくない」とか「囲碁の格式が落ちる」みたいなこともたくさん言われました。

日本女子囲碁リーグでは、どこまで面白く、魅せるやり方にしてくるのか、注目していますが、「観る囲碁ファン」のためのポイントは、この記事の後半でお届けします。

観る碁ファンのための「観るポイント」

囲碁ファンを増やすためには、「観る碁ファン」を増やすことが鍵だと常々主張している私です。そこで、この日記を使って「6つの観るポイント」をお届けすることにしました。

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