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転職は日本経済を救う24 2020年8月 最終出社日直前、中途社員も退職することに!

23年勤めた印刷会社から、相続等で学んだスキルを買われて監査法人に転職したがJSOXブームが去り3年半でリストラ。
その後1年近く浪人後、監査法人時代のクライアントに拾われ8か月群馬に単身赴任、
東京に戻り体育会系ベンチャーオーナー会社に転職し、ひとり内部監査室長として一部上場を果たすなど8年半必死に働く。
59歳、心身ともに限界を感じ、8年目にして増員した中途社員に託し、4度目の転職をすることになった。

退職が決まって、夏休みとともにフェードアウトすべく、中途社員に引継ぎ開始。
順調に行っていると思っていた。
彼だけでなく、後見人として、経理部長(元公認会計士・J-SOXに精通)が立ってくれることになったからだ。
いきなり彼を室長にするわけにはいかないということだろう。
ところが、8月で切れる有給休暇を2日ほど消化して、リフレッシュして出社したら、中途社員に呼び出された。

「オレ、辞めますわ」(関西弁)

どうやら私がいない間、誰とも話ができなかったようだ。
私の退職後の自分の姿をイメージして、嫌気がさしたのか、、、

「ほかの会社の内定出ているんで、そっち行きますわ」(関西弁)

50歳の男である。
我々も採用したくらいなので、経歴はいいし、人当たりもいい。
しかしその裏にこんな節操のなさがあったとは。
あまりにいい加減、、、
時はすでに7月半ば。
最終出社日も私と同じ日になった。

2月から半年一緒に仕事をしているので、そこまで細かいドキュメントはいらないだろうと、
ゆるゆると文書作りをしていたのが、引き継ぐ先が後見人になったから大変。
彼は実務を見ていない。
見ていない人にわかるように文書化するのは相当骨が折れる。
出社最終日までの3週間は文書化地獄となった。
もうこの中途社員とは口もききたくない。
これまでは当然部下としてたわいのない話もしてきたが、
そんな余裕もない。
必死に、後見人がわかるような文書化にひたすらいそしむことになった。
のんきにフェードアウトするはずだったのに、、、

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