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他人の不倫が許せないのはなぜだろう

どうも、まゆみっこです。
ブログはもっぱら私の心象日記と化しつつある。

子どもが生まれてから、実は気にも留めなかった「不倫騒動」がやけに気になってしまった。それまでは、他人の話なんだし、これっぽっちも気にしなかったのに。

先に話しておくと、私自身、浮気をしたことはそこそこある。思い返すと、けっこうクズな女だった。なんで一人の人しか愛しちゃダメなの?と真顔で友人に話して、絶句されたこともある。

でも、今の夫と出会って、「浮気?うん、別にいいよしても。」とあっけらかんと言われて、毒気が一気に抜かれたのだった。夫は最大のデトックス。多分、許されたかっただけだったんだ。

なのにどうして他人の不倫が気になるんだろう。
今日は、そんな話です。


新人ママ0~1年目:勝手に他人に怒り般若になる私

新人ママになってから、愛する夫が、マンパワーにしか見えなくなった。睡眠時間3~4hで2年くらい乗り切ったんだけど、睡眠時間が日々削られると、人格すら変わっていく。

ただ、うちの夫は家事・育児の戦闘力が極めて高い。一般男性がヤムチャなら、夫はベジータ級だ。それでも、夫が戦力になっていると、全く思えなかった。

ごくたまにの息抜きにサウナや飲み会に行くことすら許せなかった。夫が家に友人を呼ぼうものなら、般若みたいになった。(ゴハンつくるのも、翌日皿を洗うのも夫なのに。)

そんな最中、不倫報道や周りの不倫事情が流れてくると、ハァァア!?的な怒りに巻き込まれた。スーパー般若になった。

子育てとか妊娠中にって、お前、ばっかじゃねぇの!?こちとら棺桶に片足突っ込んで出産して、全治10か月のケガ状態で睡眠時間3hで死ぬ気で育児やってんだよ!!!

ってね。(思えば、他のものにも怒り狂ってた。安倍政権とか。)


新人ママ2年目:Paraphraseを考える

パラフレーズ。そうTOEICでは言い換え問題が出るからポイントだよ!

2年目くらいからは、育児中で不倫されたこの気持ち、このパートナーシップの不平等、なんと例えるべきか、また脳内で勝手なネガティブパワーでこう置き換えた。そう私は、されてもないのに、一生懸命考えてた。

温めてたのはこちら。どどん!

野郎ども!これ見て刺さらないかね!
・・・が、58イイネのほとんどが、女性からのイイネだったのだ。

え?これ、刺さらないの!?え?確かに経営者やってるメンズは多くないから、刺さらなかったのかな~と、呑気に思うも、この気持ちは、子持ちの女性ならではなんだ・・と、ようやく悟った。


中堅ママ3~4年目:ふと我に返る

子どもも、ケモノから少しずつ人になってきた。

どうして不機嫌なのか分かる。尿意も食欲もすべて言葉で分かる。言葉が分かるってすごいことだよ。育児の負荷もうんと下がった。

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ワンオペからコロナで夫も戻ってきた。ベジータ級の育児・家事力を持つ夫が戻り、ツーオペになって、ようやく一人の時間を持てて、こうして書き綴る力も沸いてきた。

充足されていき、体力もメンタルも回復すると、はっきりと分かったのだった。

私、脳内で勝手に怒ってたんだ。


誹謗中傷もおんなじ。脳内般若化している。

昨今話題になっている誹謗中傷する人と、同じ構造だったんだと思う。

育児・家事・仕事、理不尽な膨大な量を一人ワンオペでやりくりする辛さ。体力ももたない。40度の熱で床をはって、フラフラになりながら、リンゴをなんとか剥いて、子どものお昼ごはんで出した日は、きっと忘れない。

なんで私ばっかり。なんで女ばっかり。

その一点に尽きた。辛い・苦しい・どうして私ばっかり。なんで不倫男性は、こんな私みたいな奥さんと子どもを置いて、不倫ができるのか。許せない。

でも、当事者の奥様のこと、私は会ったこともないのだ。ひょっとしたらヘルパーに預けてのんびり過ごしてるかもしれない。イコール自分だと考えてしまう暴力性があった。他人は鏡。私の中を投影しているだけ。


まとめ:他人の言動に心奪われるまで疲れているし、考える余裕すらないんだけど。

言葉遊びかもしれないけど、疲れていると、自分ではない思考に憑かれるんです。他人の言動に簡単に心奪われます。

だから災害時は、気持ちがやられて人災や差別も起きやすいし、不況になれば疲弊して攻撃的な世の中なりやすく、あっという間に扇動されがちなのが、人の世の常。

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今思えば、疲れる前に、もっとヘルパーにお金を出すべきだったし、人も頼るべきだった。女性だって、ドバイでウハウハな旅行行ったっていいじゃん。子連れヘルパー付きで。

ケチってはならん。我慢もしてはいけない。
もうママたちは我慢しなくていい。

微力ながらそんな世の中にしたいし、そうなれるよう経済力を上げれるよう学びたいし、今より賢くなりたいし、還元したい。

好きなことをビジネスにしたいし、子どもと一緒にそれを楽しみたい。考えるんだ。そうして自分の思考に戻っていく。

まゆみっこでした。

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