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『大丈夫な人』カン・ファギル(訳:小山内園子)

サスペンスホラーな短編集。個人の不安が黒々した穴になって、その中に吸い込まれるようだった、ぷるぷる。これは「信用できない語り手」の妄想かもしれないと心を落ちつけ、穴の縁をつかみなんとか耐えるものの、最後の最後に、つかまってた指を1本ずつ剥がされるような不安な気持ちになる。すごい怖かったー。

#海外文学 #韓国文学 #白水社エクスリブリス

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