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予選トーナメントいろいろあった

【グループA】オランダのファン・ダイクの大きさにびっくりした。コーナーキックのときにゴール前でジャンプすると、ラグビーでサポーティングされた選手がジャンプしてるくらいの高さに見えた。
セネガルはなんといってもシセ監督のスウェット上下にキャップにドレッドが素敵だった。別の試合で解説してた播戸が「シセはラッパーみたいでかっこいいですよね」と言っていた。

【グループB】64年ぶりに出場したウェールズに注目だった。国歌が流れた瞬間の選手の誇らしい表情が忘れらない。ベンチの人たちも涙ぐんでて、客席は泣いていた。
アメリカは対戦相手にいい試合をさせるチーム。アメリカの試合はどれもクリーンで気持ちのよい試合になる。リベリア大統領の息子もいました。
イングランドは対戦相手につまらない試合をさせる。だから強いともいえるのだが。したたかですね。
イランも頑張った。

【グループC】なんと言ってもサウジアラビアがアルゼンチンに勝ったのがすごかった、震えた。2002年の日韓大会のときはドイツに8-0ですよ。20年でここまで! すばらしい。
その次のアルゼンチンとメキシコは荒れた。蹴り合い踏みつけ合いで、試合が何回も止まっていた。アルゼンチンでさえ、初戦を落とすとこんなになり振り構わぬ戦い方になるのね。とにかく、メッシが決勝トーナメントに進めてよかった。

【グループD】フランスが強くて強くて、エムバペが速くて、グリーズマンのうまさがえげつなくて、なのに3戦目にチュニジアが勝ったのが、おーーって感じだった。フランスを応援してるけど、元宗主国が打ち負かされるのはちょっとスカッとする。
フランスvsデンマークを解説した岡田武史のおじいちゃんっぷりもすごかった。マルクス・テュラムが途中出場したとき、貴賓席のリリアン・テュラムが映ったんだけど、岡ちゃん「テュラムがいましたね、テュラムはこの試合になんか関係があるんですか」って言い出して、解説のアナウンサーが言葉につまっちゃって「リリアン・テュラムさんは、いま入ったテュラムのお父さんです」ってお茶の間に向けたように説明して、なのに岡ちゃん「ほー、あのテュラムの息子がねえ」とかしみじみしてて、アナウンサーが岡ちゃんに恥かかせないように苦心したのにまったく気にしてなかった。エムバペの怪物っぷりにもいたく感心していて、岡ちゃんもしかしてエムバペ見たの今日が初めてなのか⁈ そのあと朝日新聞のコラムに、日本にも絶対的エースが必要だとか書いてて、やっぱり初めて見たのかも。
フランスのユニフォームは、今大会出場国の中でいちばんデザインがいい。金色の背番号が王者の風格でかっこいい。日本の背番号は幼稚園バッグみたいな黄色なのがなあ……。

【グループE】素晴らしかった日本! 三苫にはあんな感じでよくやられましたよFC東京。浅野もよかった。代表に呼ばれてないときもあったけど大事なときに決めることができた。友だちと毎年やってる高校サッカートトカルチョで、四中工に賭けた私を勝たせてくれたのは浅野だ。きみが活躍できて私は嬉しいよ。堂安はいつもやりたいことがいろいろあるような選手だなと思っていたけど、組織の中でも自分の力を遺憾なく発揮した。そしてブラボーブラボー長友だよ!

【グループF】ベルギー、どうしてしまったの……。

【グループG】ブラジルのセレソンは、なんでいつもあんなにツーカーな感じに見えるんだろう。それぞれが違うアイデアを持ってるはずなのに「あらよっと」「ほいきた」みたいに組み立てていく。兄弟みたいに深いところでつながっているよう。派手な攻撃が目立つけど、ディフェンスが不気味に堅い。今回のブラジルは強いぞ。私の優勝予想はブラジルなので、調子がよいのは嬉しい。
早くも今大会最高ゴール認定のリシャリルソンのまんがのようなオーバーヘッドもありました。
ブラジルのユニフォームの襟元の青いボタン、はずすとブラジル国旗の真ん中の地球になるようなデザインで気が利いている。
ブラジル優勝とは思ってるけど、カメルーンがブラジルに勝ったのには盛り上がった。判官贔屓になりやすいのだ。

【グループH】韓国がポルトガルを下して決勝トーナメントへ。グループリーグ最後の試合までヒーハーした。

●カタール大会はカメラがわりと淡泊。過剰に泣き顔を追いかけないし、ピッチに侵入した観客も取り押さえられるとこも見せなかった。ピッチに侵入は悪しきことだけど、捕まるところは野次馬的に見たかったりする。観客席のセクシー女性やあまりにもあほみたいな人も映さない。この人は大丈夫と決めて撮ってる感じなので、同じサポーターが何回も映る。お国柄しかたないけど、ちょっと物足りないかな。
「SENEGAL」文字のボディペインティングで踊るサポーターは良かったな。白塗りなので呪いをかけられそうでちょっと怖かったけど。

●予選トーナメントの1巡目は、アディショナルタイムが長くて長くてぶったまげた。アディショナルタイムにアディショナルタイムがついちゃって、ぜんぜん終わらない試合があったよ。90分のスポーツじゃなくて50分ハーフみたいだった。なか3日のスケジュールでヨーロッパのチームはまだシーズン中だというのに。さすがに2巡目からはアディショナルタイムのアディショナルタイムはなくなって。3巡目はそこまで厳密に時計止めなかったみたい。

●オランダはW杯のとき、いつもユニフォームにオランダ国旗と対戦相手の国旗を並べて刺繍していてすごくいいのだ。今回はいろんな国がそのスタイル取り入れてた。いまのユニフォーム、刺繍じゃなくて圧着プリントみたいだからやりやすいのかも。

●ジャイアントキリングがけっこうあったグループリーグ。アジアやアフリカの国々の力が底上げされてるのもあるけど、5人交代というのが格下チームに有利に働いたのではと思ったりする。体力面で劣っているチームがフレッシュな選手を入れて持ち直せるとか、守備や攻撃の布陣を途中で変えるオプションを持てるとか。

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