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"恋愛を頭で考え始めた"こじらせゆる見れの「恋なんて本気でやってどうするの?(恋マジ)」1話2話あらすじ&感想

仕事での自分の責任が大きくなっていて、そこにやりがいも感じている。それを「仕事に使われているだけ」ととるか「仕事で自己実現をしている」ととるかって結構大きいし、じゃあ「自分の人生の中での恋愛やパートナーが占める割合って?」みたいな話って、感覚的にいられるうちに片付けておきたい問題だと思う。恋愛こそ「Don't think.Feel」なのに、頭で考えすぎることが増えてしまう。年齢を重ねるほどに。このドラマの主人公は、まさにそんな人。

1話&2話あらすじ

恋愛で傷つきたくない純(広瀬アリス)とパパ活女子アリサ(飯豊まりえ)と清純派専業主婦響子(西野七瀬)は高校時代からの親友で定期的に女子会をする仲。高校時代から憧れていた同じ会社の拓人先輩(古川雄輝)が会社の後輩横井と結婚して失恋する。しかもその二次会の幹事まで振られてがんばっちゃう純。そんな弱っているなか、謎イケメン柊磨(松村北斗)から「泣いていいんだよ」と言われ、胸でギャン泣き。(1話)
「恋愛なんていらない」と宣言する純(広瀬アリス)に、同感だという柊磨(松村北斗)。そして、失恋を忘れるには新しい恋をすればいいし、不要な恋なら本気でしなければいい、とお試しの恋を提案する。そのころ、福岡から隔週で東京に来ることになった、と高校の同級生大津(戸塚純貴)から連絡が来て、純と大津は部活の同窓会の幹事をすることになる。一方、女子会メンバーのなかでは、純の高齢処女問題(失礼)が問題に。柊磨に誘われたのに乗ればよかったじゃーん!という流れの中、純は拒否。「それなら大津は?」と提案される。同総会当日、純は覚悟を決め大津を部屋に誘い、流れに持ち込むも、乗り気になれない純を見破った大津は、そっと純の部屋から去る。大津を傷つけたことにショックを受けた純は、その足で柊磨のもとへ行き、お試しの恋の話に乗ることを宣言する。(2話)

感想

◎仕事が充実してて、もうこれでいいやって思っちゃう純の気持ちはわかる。人を好きになって一喜一憂したくないとかね、その心境に至る気持ちはわからなくはない。なんかもう、「いいよこれ以上」って思っちゃう。
それこそが、「恋なんて本気でやってどうするの?」というタイトルに集約されているよなぁ、と。いつかの「主に泣いてます」みたいなタイトルだな。

◎仕事をがんばっていて、充実していたって、やっぱりどこかで強がっている部分はある。どうしたって「ほしい言葉」ってあるんですよ。柊磨にせよ、シェフ(藤木直人)にせよ、ちょいちょいほしい言葉をくれるんですよね。なくの我慢してたらいきなり「泣いていいよ」じゃなくて、ちょっと空気ほぐしてから「泣いていいよ」とかね。自分がはしゃいで似合わない服着てばかみたいだ、って言葉を黙って聞いて、でもそんな弱さを露呈した自分も自分で情けなくなって立て直しかけたタイミングで「似合ってますよ」とかね。タイミングが良い。そして顔がいい。現実にこんなイケメンはいないけど、非常にそのあたりは良い都合のよさだと思います。(ちなみに柊磨は「ほしい言葉を言える感覚が天才的」というのが公式キャラ設定)

◎がんばっている人間は、もうちょっとしんどい、と折れかけて、なんならちょっと折れていて弱っているけど、立ち上がろうともがいている。そんなときに欲しい言葉をかけられると簡単にグラっとくることが、恋マジを見ているとよくわかります。気持ちわかるもん。

◎横井さん、仕事で泣いちゃったり仕事遅かったり。そんななかちゃっかり外赴任してるエリート拓人先輩のいるシンガポールに夏休みにちゃっかり行ってちゃっかり付き合ってるし。もう絶対狙って行ったじゃん!!って思っちゃう。しかも授かり婚と発覚する第2話。いろいろ、君はどういう神経してるんだ、とか思っちゃうけど、結局こういう女の人が幸せになるんですよ。そして別に悪い子じゃないんだよね。ピュアというか、自己肯定感高いというか、まじめだし、いい子なんだよね。なんだろうな…なんだろうな!!!こうなれたらもっと生きやすいんだろうなって思っちゃう。きっと横井さんもたくさんしんどいことあるのわかってるけども…。

◎大津まじで良いやつ!!!ドラマの描写だけ見てたら超優良物件だけど、純の立場で大津いいなって思ってたらきっと純はもうとっくにいい彼氏を作って結婚している。大津の反応を見るに優しいし、めちゃめちゃいい人。相関図に載っているので、単独ゲストというわけではなく、今後も出てくるのでしょうか…。メインではなさそうだけど…。

◎常連客よ、君の本命は誰なんだ。「ふられちゃった」は本当なのか。

あいみょんの曲が今回も非常に良い。あいみょんの曲に乗せて、そんなに会ってないのに「最低のアンタ」とか言われる松村北斗不憫。もとい、柊磨不憫。今はまじめに料理の勉強してるタイミングだったのに。しかも「あ~いして~る~」とあいみょんが歌う中でベッドにダイブする純と柊磨。あいみょんさすが。きっとこれがのちのち違う聞こえ方になってくるんだろうと思っています。

◎ところで、みんな連絡もなく柊磨のところに来るけれど、柊磨、「ここの2階が俺の部屋」と生活場所はペラっと教えるのに、連絡先は案外教えないんだろうか。みんなすぐ突撃してくるけど、関係持ってるの絶対あのゆるパーマロングの常連客だけじゃないし、修羅場を産まないんだろうか…。それとも今後、柊磨と常連客の姿を見た純による「お試しだった」「最低だってわかってた」というモノローグを私たちは聞くんだろうか。部屋で虚ろな純を見ながら、私たちはそんなモノローグを聞くんだろうか…。それはそれで聞きます。

元々あまり恋愛ドラマ見ないから、たとえ推しが出ていても普通に見なかったりするんだけど、今回の恋マジは多分見ます。色彩や画面きれいだし、女子会に登場する香椎由宇が結構好きなので。純だけじゃなく、アリサ(飯豊まりえ)や響子(西野七瀬)にもそれぞれの恋愛パートがあり、いまのところ響子パートはあまり興味はないけれど、アリサパートも気になるし。
いろいろ程よい「恋マジ」。月曜日の第3話も楽しみ。

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