親友と100年後の飲みの約束をした話。
本当は就活面白エピソードを書こうと思っていた。
「自己アピール」がめちゃめちゃ苦手なわたしは、就活で数々の面白エピソードを残していた。
けれど、就活から約1年が経ってしまったので全然思い出せなくて、この人になら話しているだろうと思い、morii otoとのLINEの画面でキーワード「面白」で検索してみた。
結果、面白就活エピソードは発掘できず、代わりにとっくに忘れていた約束を思い出した。
100年後の飲みの約束だ。
意味がわからない。
そして、たった2年前のトークだったが、何が何だか全く思い出せない。
もう少し遡ると、こうだ。
m「佐伯ポインティにハマっててさ。」
私「うん」
m「ポインティがダイエット始めて1ヶ月だか2ヶ月で15kg痩せたらしいんだけど」
私「うん」
m「その理由が100年後の日の出を見たいから、らしい。」
(=100年後の日の出を見たいから、長生きするためにダイエットを始めたらしい。)
m「で、ポインティが今から友達に100年後のアポ取ろうとしてみんなに断られてるの。草」
私「じゃあうちらも100年後の飲みの予定立てようぜ」
m「立てるか。カレンダーに入れとくわ。」
こいつらは日本語3日目だろうか?
文脈が意味分からない。
というわけで、わたしたちのスマホのカレンダーには2100年の3月21日と7月21日に飲みの予定が入っているわけだ。
全人類の中で2100年の予定が存在するのはわたしたちだけではないだろうか?
でもたしかに、
すっかり忘れていたへそくりが見つかると、1000円だとしても普通に1000円貰うより嬉しい。
存在を忘れていたプリンが冷蔵庫の奥から出てくると普通にプリンを食べるより美味しい。
こんなのは、たかだか数日とか数ヶ月とかの話である。
これが100年になると、その日を迎えた時の喜びも100倍に違いない。
というわけで、2100年に、わたしたちは人類史上最高の楽しみを味わってくる。