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2024年3月10日

また暴力的な気持ちで読書をしてしまったことを、読んでいた本が良すぎて自覚させられてしまってまた気持ちがぱつぱつになっている。村田沙耶香さんの、しろいろの街の、その骨の体温の。電車に乗る時間が長いけど、この本がもうすぐ読み終わってしまいそうだったので、上野駅で全然運命を感じてないけど好きな作者さんだからとりあえず買った本の存在をものすごく後悔させられている。本はやっぱり能動的に読みたい、能動的に読んでいた気でいたんだけどな。

最早失恋、という出来事があった、信頼していた気持ちとか、尊敬、とか、それが根源にあって頑張れる気持ちとか。いろいろな気持ちが全部、折られてしまっている、失望、絶望。もはや失恋、この気持ちがいちばん感情の中で嫌いだなーと人生で何回思ったらいいんだろう、くやしい。自分では変えられないどうしようもない出来事に振り回されちゃうことを一生辞められないし、辞めたくないんだとおもう。自分が変えればどうにかなることと、ならないことの線引きは常にしていたい、熱血なので!

お家に帰れない気分になってしまってどうしようと思っていたら、大好きなお友達に飲みに誘ってもらって、その人のお家にお邪魔した。あとから合流したお友達と3人で夜中を過ごして、全部笑い話にして眠った。泊めてくれたお友達はお仕事に、もう1人は予定があって出てしまって、1人で気が済むまでそのお家にいていいよって言ってくれたので気が済むまでゆっくりさせてもらった、窓が広いおうち!いいな〜

失恋したような出来事のおかげで、ビジネス本とかを読むことを一旦全部投げ出すことになった。無理だもん!好きな小説だけを読もうと決めて、しろいろの街の、その骨の体温のを読んだ、読み終わった時にちょうど電車が高校の最寄りを通過したあたりだった。都内のビルが立ち並ぶ光景が嫌いで逃げ出したかったけど、さいたま新都心のビルの銀色の感じはすごく好きだったなと思った、今も好きだと思えた。小説を読むことで感情を埋め尽くそうとするという目的のもと、運命感じてない本を買っちゃったのはやっぱり暴力的だったな。絶対1人で泣いてなんかやらない

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