アルメニアの田舎の国境の優しさと、素朴で神秘的な田舎町に癒されて(2023年7月21日)
こんにちは、車でユーラシア大陸を横断してアフリカを目指しているまよりこです。
【これまでの経路】日本🇯🇵→韓国🇰🇷→カザフスタン🇰🇿→ウズベキスタン🇺🇿→カザフスタン🇰🇿→アゼルバイジャン🇦🇿→ジョージア🇬🇪→アルメニア🇦🇲
2023/7/21 Tbilisi, Georgia→Aparan, Armenia
今日は午前中だけ、トビリシ観光。
ナリカラ城壁、公衆浴場などを見学。
いよいよアルメニアに向かう😀
向かう途中、多くの水汲み場を目にしたので、とまってみる。
これぞ、ジョージアのリアルな天然水!w
(ジョージアはミネラルウォーターが有名)
飲み水として汲んだり、貴重な水を使って、ここぞとばかりに窓を洗車しますw
国境に向かう途中、なんの知識もなしに、偶然にもドマニシという村にたどり着く。
アフリカ大陸以外で世界で一番古い人類の骨が発見された場所だそう。
ホモサピエンスの前のホモ・エレクトゥス(原人)の骨。
ドイツの中学の人類学の授業で色々習ったけど、だいぶ忘れちゃったな~。もう一度勉強しなおしたい。
でもとにかく人類学者にはアツい場所なんだろうなぁ
いよいよ国境。
ここはかなりこじんまりとした国境のようで、すんなり入国できた。
夫と車のアルメニア入国手続きを待つ間のこと。
掃除のおばちゃんの一人が、ゆったりと私の横に腰を落として、しばらくした後、これまたゆったりと片言の英単語で話しかけてきた。
明るく勢いよく質問攻めにしてくるのではなく、おっとりと笑顔で、時間をおいてふと思いついたように、色々話しかけてくる。
「あなたの車、(これまで出会った人のサインが書いてあって)とても素敵ね」
「子供はいるの?」
「エレバンは暑いわよ」
なんか和むおばちゃんだなぁ。
二人でにっこりしながら時間が流れた。
私がアルメニア語で簡単な挨拶を教えてもらっていたとこで、夫が手続きを終えてやってきた。
おばちゃんに覚えたてのアルメニア語でありがとうを言って、別れを告げた。
アルメニアは自動車保険が必須なので、入国後すぐの場所にあった、おじさん1人が営んでいる店に入ってみる。
手続きを進めるうちに、そういえばと思い出すように、お会計のことが気になった。
その時あたりにATMはなく、先ほど出国時に車の一時輸出料をジョージアン・ラリで支払った時におつりで返ってきたアルメニアン・ドラムのAMD3,000(約1,000円)しか持っていない。
いくらなのか聞いてみると、AMD4,000だという。
お金が足りない!!!
おもむろに夫が有り金すべてを机にだしておじさんの顔を見ると、おじさんが肩をすくめる。
そして手で外に出ろという仕草をする。
やっぱりだめだよね、、、、
すると、「コーヒー、コーヒー」と言い始める。
これは3,000でまけてやるから、コーヒーだけ俺におごれということ!?でも現金持ってないよ!?
するとおじさんが外の自販機でコーヒーを買って私に渡してくる。
え!?保険代をまけてくれるのに、コーヒーもおごってくれるらしいwww
おじさんよ、ありがとう。。。🥺
アルメニアを走り出す。
マイナーな国境の方に来たからか、道路状況はあまりよくない。
走っても走っても、街は埃っぽく、おうちはぼろぼろで、こぎれいな家は見つからない。
薄暗い天気なのに家は明かりがついていないし、人が住んでる気配がない場所も多い、電気は通ってるようだけど。。。
雨がふったり曇りや霧で暗い。
でもそれはそれで、幻想的で素敵な景色だなぁ。
雨がやんだ夕暮れの時間の景色が、なんだか日の出前みたいでとてもきれいだった。
素朴な国だな。
総じてこれが私のアルメニアの印象だった。
隣国のアゼルバイジャンやトルコとも不仲だし、経済状況もあまり良くはない。アゼルバイジャンのようなオイルマネーもない。
それでも厳かで平和な雰囲気を感じた。
今日は首都のエレバンまでたどり着けそうにないので、手前の知らない町Aparanでストップすることに。
ぼろぼろの町の中に、一つだけこぎれいなフードコートが!
これまでもフードコートというワードを目にしたので、アルメニアはフードコート文化があるのかも。
どれもきれいにディスプレイされていておいしそうだった。
今日はアプリで調べて車中泊できそうな草原に車を止めることに。
真っ暗で、しかも狐がいたのでちょっと怖いw
明日は首都エレバンに向かいます。おやすみなさい!
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