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失恋

グラスの向こうに夕日は落ちる
そうして俺は
熱い太陽を一気に飲み干さんとする

…恋も夢想ならば失恋も夢想である。この詩は前提も情景もすべて夢想である。失恋してはいなかったし、そもそも誰とも付き合っちゃいなかったし。あ、でも妄想上の恋があるのだから、妄想上の失恋もあったかもしれないなあ、と思いつつ、もうここまで来ると、ネットがあってもなくても私にとっての恋はすべて仮想現実だったよなあ。若さって。まあ、高校は男子校だったし、現代でいえばいわゆるコミュ障だったし、友達は少なかったし、リアルな恋愛は当然ながら奥手だったし。

kaerucoさんのこの絵も好き。デュフィの風味があって。

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