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息子が自閉症と診断されるまで③

今日も生きててエラい!Mayoiです☆
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息子が自閉症と診断されるまで②|Mayoi (note.com)


療育とは

療育に通い始めたのは2歳8ヶ月の頃でした。

療育とは、児童発達支援の中で生まれた造語で、
「医療」と「教育・育成」を掛け合わせて行う支援です。

息子が通っている療育は、
母子通園で週に2回、1時間の教室です。
療育と聞くと、一日中のイメージありませんか?
単独通園で保育園のように毎日通える療育園。
私の住む地域にはこれがありません。
息子が障害を持っていなければ気付けなかったのですが、本当にこの地域は遅れている( `-´ )
療育園があったなら、私はそこに預けていたと思います。

療育の流れ

前半20分は個別療育で、絵本を読んだりままごとやパズルなどで
保護者と二人で遊びます。
後半は集団療育になります。
後半の流れは、こんな感じです。

  1. あつまり(あいさつ、点呼、タンバリン等)

  2. リズム運動(音楽に合わせて体操)

  3. ひっくり返しゲーム or ボール遊び等

  4. サーキット

  5. 親子マッサージ

  6. 親子リズム

  7. 好きな遊び(3、4種類の遊びから選ぶ)

  8. かみしばい

  9. おわりのあいさつ

初めての療育

初めての療育では、個別療育中ずっと膝の上に座って離れませんでした。
しばらくしてレールのおもちゃを眺めたり、ままごとのガスレンジを持ったままウロウロしていました。
タイムタイマーが鳴って、「おしまい」の合図で片付けを始めるのですが、
片付けられると大号泣してしまいました。

小集団療育では、リズム運動には全く興味を示さず
音楽がかかると耳を塞いで逃げようとする姿もみられました。
親子マッサージは比較的おとなしく寝転んでいましたが、
サーキットにも参加はせず、基本的に全てに興味がないように感じられました。

こども園の面接

面接

発達の遅れに心配はあったものの、お姉ちゃんの通っているこども園へ
入園させようと思っていました。
入園予定の前年度の10月に面接があったのですが、
息子は早生まれなので、この時点ではまだ2歳でした。
教室に入ろうとしたら、園庭で遊びたかったらしく外に出ていこうとしたり
もちろん先生からの質問(お名前は?等の簡単な質問)には
全く答えることはできません。
それどころか、もらった手作りのおもちゃに興味を持つこともなく、
椅子にじっと座っていることもできませんでした。
とりあえずは一通りの面接を終えましたが、
周りの子たちとの差に愕然としました。

数日後、園長先生から、
「乳児クラスで1時間程度様子を見させてください。」と、電話がありました。
乳児クラスに一緒に入ってみんなと遊んだり、歌を歌ったりする予定でしたが、全くできませんでした。本当に何も。
椅子に座ることも、先生の指示を聞くことも、友達と一緒に遊ぶこともありませんでした。

園庭で遊ぶ時間には外に出たがらず、やっと出たと思えば
どんなに呼んでも戻ってこない。
息子が1人砂場で遊んでいるところに園長先生と主任の先生が来て、こう言いました。
「うちのような設定保育のある園ではなく、自由保育の幼稚園や保育園の方が息子くんには合っていると思います。」

私もそう思いました。
そう思ってたけど、実際に直接言われてしまったら結構ショックでした。
「ですよねぇ。私もそんな気がしてます。」
とだけ言って、言葉がもう出てこなくなりました。
その日はそのまま帰宅しました。
後日、園に呼ばれて正式にお断りされました。

ああ、無理だったか、この子を受け入れてくれる園を探さなきゃ。
と思い、帰りの駐車場で保健士さんに電話をしました。
お姉ちゃんの通う幼稚園に当たり前に入れると思っていたので
他にどんな幼稚園、こども園、保育園があるのか全く知らなかったのです。
事情を説明しているうちに、涙が出てきてしまいました。
まさか自分の子供が幼稚園を断られるなんて思ってもみませんでした。

   


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