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【2024年1月31日】つながる、いつかの賞金5万円

その昔、朝日町の空気神社でお土産をつくるアイデアコンテストを企画したことがありました(2012年ー13年)。その時に大賞を獲得したのは、町の小学5年生でした。
大賞の賞金として現金50,000円が貰えたのですが、その子はそのお金でロボットが作れるキットを購入しました。最初に作った作品は喋るウサヒロボでした。
※賞金を現金で出していいのか?にものいいがついて、ぜったい現金でと押し通したのがいい思い出です。

時が過ぎ、その子は仙台高専へと進学しました。
ボードゲームが好きな子だったので、時々、友達を連れてゲストハウス松本亭一農舎に泊まりに来てくれました。
そんなある日、その子が自分の指導教官である先生を連れて宿にやってきました。
先生は離島でゴミ拾いをするロボの実験をしていて、アイガモロボをやっていた僕と話が盛り上がりました。

かつての小学生は成人し、いまは会社員をしています。高専で修めた技術で通信インフラを支える仕事をしています。年始に挨拶に来てくれた時は、大好きなボードゲームをいくつもり寄贈してくれました。休日はゲームをつくるサークルでマーダーミステリーの開発に勤んでいるんだと楽しそうに話していました。

そして昨日、その子の指導教官だった先生が学生を連れて朝日町にやってきました。
いま開発にしているロボットの実験がしたく連絡をくれたのでした。

Asahi自然観の支配人が受け入れを快諾してくださり、ロボットのテストを行なったのは、お土産コンテストを行なった空気神社の駐車場でした。

3人の生徒さんは晴空のした、熱心に実験をしていました。雪山で人を救助するための支援ロボットだそうです。
賞金50,000円が、こんな縁につながり、いま誰かの命を救うかもしれない挑戦になってある事。とても嬉しく、誇らしく感じた1日でした。

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