小春日和というには

まだ早いのかな。どうだろうか。

今日は正式に、というとなんですが精神障がい者手帳を取得しました。ちゃんと病名がついてちゃんと病気です。

個人的にはホッとした、というのが素直な気持ちです。精神病というものは最近になって認知は広がっていますが、まだまだ理解されにくいものであるというところが否めないと思います。そんな中、明確に手帳という形でその証明ができることで、きちんと病気に向き合っているという証左になるのではないかと感じているので、先述の感想に至るわけです。

自分が認知している範囲では、明確に病気になったのは高校1年生、16歳の夏頃でした。
教育熱心というよりはシンプルなスパルタ教育にもまれ、大嫌いな部活をこなし、いわゆる優等生というレッテルを欲しいままにした(というお笑い)中学3年間が終わり、何の楽しみもなく進学した先でのことでした。
あの頃からハッキリと世界の見え方が変わったことは覚えていますが、それ以前の景色がどうにも思い出せません。そこから9年間、そしてきっとこれからも常に病気の存在が隣り合わせであり、常に心が潰れてしまいそうになる毎日で、時に元気で。
自分でも自分が分からない、常に手探りな状態が続いています。

心の持ちよう一つかもしれないですが、その心が死んでいるならどうすることもできないわけで。まだまだ厳しい闘病が続くのだろうなと思います。肉体的には元気なだけマシとも言えますが、逆にそれが残酷なこともあるのです。

そんな中、最近は比較的心の調子が良いです。
よく言われることですが、所属コミュニティを増やしたことでいろいろな関わりが生まれたことが理由の一つ、また、自分の今後の展望が少し開けたことが一つ、恋人との暮らしや関係が一つ。もっともっとあるかもしれないですが、このように自分の中の心を保つ条件が満たされているのかなと感じています。

人は変えられないし、自分だって一朝一夕で変われるものじゃないのであれば、環境を変えて、ほんの少しだけ上を見て、ヘンテコなリズムでも刻みながらフラフラとすごしていけばいいのかな。自分は絶対に人に優しくありたいので、その芯、その根幹を変えることなく、強くなくてもいいから挫けない人間になりたいです。

ではでは。10月ももう下旬ですが、皆さんが今後訪れる年の瀬に向けて幸せでありますように。



あ、嫌いな奴は知らねえ。まあその辺で適当に草でも食っといて。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?