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#映画感想

2024年5月の読書・鑑賞ログ

2024年5月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。 黄色い家(川上未映子)2023年に出版された小説で、著者は川上未映子さん。 主人公(はな)は、高校生のときに家出をし、知り合いのもとで共同生活を始めます。 スナックで働きながら生計を立てていましたが、それもままならず。 でも、生きて行くため、共同生活を続けるために、主人公は怪しい裏社会の仕事に手を染めていく。というストーリーです。 1998年~2000年頃が舞台となっており、当時の記憶と重なって、

2024年4月の読書・鑑賞ログ

2024年4月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。 六人の嘘つきな大学生(浅倉 秋成)2021年に発行されたミステリー小説です。 とある人気会社の「就職試験」が舞台。 最終選考では、「六人の就活生がお互いに話し合い、内定にふさわしい者を1人だけ選ぶ」という課題が出されます。 お互いがライバルとなった六人は、内定を勝ち取るために、さまざまな心理戦を繰り広げていく中、事件が起き...というストーリーです。 今後の人生が、大きく左右される就職試験。 人

2024年3月の読書・鑑賞ログ

2024年3月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。 最後の医者は桜を見上げて君を想う(二宮敦人)ベルトコンベアーで流されている人生から、自分の人生を取り戻したくなった。 僕は、生きるのも死ぬのも決められない本山先生に近いかもしれない。 作者はよくこんな物語を作れるなーって、感心した。 もしあなたが手術をするとしたら、次の3人の医者のうち、誰を選びますか? ①ジャンプの主人公みたいに力強く、最後まで奇跡を信じる医者 ②クールな判断ができて、合理的な方

男女の友情はありえるのか問題。映画『マイ・インターン』を見た感想

たまに耳にする論争、「男と女の友情は成立するのか?」 あなたはどう思いますか? 僕は「成立しない派」です。 というのも僕自身、男女の友情が成立した経験がないからです。 そもそも、男同士でも2〜3人くらいにしか、「友情」を感じたことがありません。 「どこからが友情か?」も、人によって物差しが違いそうです。 僕は友情を「親友レベルでしか感じられないもの」と、ハードルを上げてしまっているのかも。 ところが最近、「やっぱ男女の友情って、あり得るかも」と、思いました。

2023年10月の読書・鑑賞ログ

2023年10月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。 氷点(三浦綾子)罪をテーマにした人間ドラマで、とにかく人間関係がドロドロっ! しっと、うらみのオンパレードで、こじれにこじれた事態は、もはやミステリー小説にすら感じます。 もともとは1964年に『朝日新聞』で連載された小説で、今読んでも、めちゃくちゃ面白いです。 不老長寿メソッド(鈴木祐)流行りのファッションに意識を向けると良い、意外なこと。 ・若返り効果 ・ストレス軽減 男性はとくに、服をなんと