野良猫
夕日は沈んで暗くなってしまう前の少しの時間は涼しくて湿気もない
あとは家に帰るだけ
1日の疲れと家でやることを考えながら考えたことをそのまま忘れてしまうくらいにぼーっと歩いている時間
帰り道は時間を気にしながら歩かなくて良いだけでも気が楽ちん
砂利道にある駐車場の横を通り過ぎているといつも視線を感じる
じっと見つめられて、でも意味があるわけではない視線
その視線は居ない日もあるし、たくさん浴びせられる日もある
私が視線を返すと、
威嚇したり、知らんふりされたり、誰?って思われてたり
そのまま好きな子と仲良くしてる姿見せつけてきたり
家族でバラバラ動いていたりしている
自由気ままなようで計算高いかもしれないけど何も考えてないかもしれない
ただ、視線はいつも送ってくれる。
ふわふわの体の瞳の奥で君はいつも何を見てくれてるのだろう
明日は会えるかな。
真夜
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