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教育について

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昨今の教育に関する事項について記事にまとめています。
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担任制の意義とは? ~あらためて、問い直す~

こんにちは、SSAです。 前々から疑問を感じていた担任制。今日はこのことについて記事を書いてみたいと思います。 中学校や高校では、授業ごとに先生が変わることがあたりまえ。しかし、小学校では、ほとんどの授業を担任が担うことになります。 現役で働いたころにも多々疑問を感じていましたが、最近のニュースや届く声から、あらためて担任制にどんな意義があるのか、問い直す必要性を感じています。(この記事では小学校を想定しています) 【考えられる担任制のメリット】 ・担任がより深く子どもの

全国の素敵な取組

最近知った、それぞれの地域や学校での取り組みを紹介したいと思います。 まずは1つ目。 北海道安平町の取組。 学校と地域が一緒に学校を利用する仕組みをつくり上げていました。 学校の設計段階から考え抜かれているようです。 このような学校があれば、自然と協力者が増える気がします。地域と学校が一体となるという意味では、とても理想的な学校だと思います。 そして2つ目。 東京都大田区立嶺町小学校の取組。 PTAを廃止し、PTOを立ち上げたそうです。 PTOのOは応援団のO(オー)。

最近の教育の動向について

こんにちは、SSAです。 ニュースで山形県の取組を知りました。 山形県が2002年から全国に先駆けて33人以下の少人数学級を実現してきたこと、特別支援学級の編成基準を8人から6人に下げていたことなど、初めて知りました。今全国であわてて取り組んでいる課題を、20年以上前から取り組んでいた山形県、すごいですね。 そして、新採の先生は見習い期間を設ける取り組みも促進されているようです。ただ、これは学校規模にもよるようで、完全実施はできていないようでした。 学校や教育を語る上で、地

福岡附属小で感じた教育の展望

2月23日(木)に福岡教育大学附属福岡小学校の研究発表会に参加してきました。全国からリアルで500名を超える参加があったようです。オンラインも合わせるとさらに多いとのこと。 こんなに会場が熱気に包まれた研究発表会を久しぶりに見ました。 研究主題は 「未来社会を創造する主体を育成するカリキュラム・マネジメントⅣ」 なんと、8年に渡り作り上げた研究成果を発表されたとのことでした。 この記事では、附属小の研究の概要と私の所感をお伝えさせて頂きます。 まず、この附属小の研究で凄い