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野球場より愛をこめて(はじめまして)

 この方のヤクルト観戦記が好きでちょくちょく読んでいて、この前見たら有料マガジンになっていたので意気揚々と課金した。この380円のうちのいくらかが東京ヤクルトスワローズに還元され、巡り巡って奥川恭伸くんの年俸とかになるわけである。素晴らしい循環。


 このnote群はどれを読んでも必ず泣く。もう、絶対に泣く。毎日優勝決定戦か? と思うほど切実で熱くて胸に迫ってくる。それはヤクルトというチームの雰囲気のおかげであり、勝敗だけを見るのではなく選手の1プレーの裏にかける想いを感じ取れる書き手の感度の高さのおかげでもあると思う。読んでいるとなんかもう、ヤクルトがスーパーヒーローチームに見えてくる。実際スーパーヒーローチームだけど。


 ここまで言っておいてなんだけれども私は別にヤクルトファンじゃない。というか12球団の中で唯一試合はおろか試合前の練習すら見たことがない。カープは練習終わってスタメン発表まで済ませたところで予告なしにどしゃ降りの雨に襲われ中止になったので(2019年春季キャンプ)(沖縄あるある)、ヤクルトよりはましである。ただあの傘は買った。玄関の傘立てに置いてある。朝慌てて出る時に間違えてコレを持っていったらどうしようと思っている。見たことはないけどヤクルトのことはだいぶ好き。村上宗隆くんはとてもかわいい。青木さんはめちゃめちゃカッコいい。ことあるごとに「私山田哲人と誕生日一緒だから~」と自慢している。


 そんな私の推し球団は千葉ロッテマリーンズというところである。ロッテの何もかもが好き。下馬評を覆しがち(な気がする)で好き。去年タイトルホルダーが1人もいなかった上にチーム打率が最下位だったのになんやかんや2位で好き。応援してるけどなんでこれで2位にいられて日本一のソフトバンクに勝ち越せてるのかよくわからなくて好き。接戦が多すぎるところは心臓が持たないからやめてほしいけどなんやかんやでモノにしてるところは好き。今年は開幕5連敗したのに1か月もたたずに貯金作ってて(4/19現在)ますます好き。


 いろいろチームについて言ったけれど、自分のことはそもそもチームというより選手につくタイプのファンだと思っていてロッテファンになったきっかけは2018年夏の甲子園で最上級に好きになってしまった大阪桐蔭の藤原恭大くん(抹茶とマンガが大好き)がドラフト1位で指名されたことだった。ロッテは藤原くん+ファンクラブ会員1名を得たことになる。おまけ的な。


 藤原くんを通してロッテを見ていく中で、だんだん彼のチームメイトの顔と名前とだいたいの性格をうっすら把握し、雰囲気の良さと明るさに気づき、応援の圧の強さに気づき、「ロッテ愛」みたいなものが芽生えていったと思う。そして最近不動のセットアッパー・唐川侑己さん(10試合登板してまだ防御率0.00(4/19現在))(あんな顔してプロ14年目)のことが好きになってしまったので、今度は唐川さんを通してピッチャー陣を見てさらにロッテ愛が育ちそうな気配を感じている。


 万が一藤原くんや唐川さんがこの先どこかへ行ったとしても、もちろん彼らのことも推し続けるだろうが、それはそれとしてロッテのこともずっと好きでい続けるような気がする。制服が可愛いというだけで入った学校を卒業する頃にはすっかり愛校心が芽生えている、みたいな感じ。だけどやっぱり「この2人がいるロッテ」が一番好き。1秒でも長く見ていたい。


 というわけでヤクルト愛にお金を払うために作ったアカウントであるが、せっかくなので私のロッテ愛も、ロッテじゃないものへの愛もちょこちょこ書いていきたいと思う。ShortNoteというところでもいろいろ書いているので使い分けに悩むがまあどうにかするので、どうぞよろしくお願いします。


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