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9月になれば大野は

(タイトルはふと頭に浮かんだものが頭から離れなくなってしまったので付けただけであって中身はいつものトロイカシリーズです。思いっきりパロディだけど。というか今までのやつだいぶパロディ。noteをパロディで乗り切っている。)


 9月である。大野雄大の誕生月である。つまり大事な月である。ここはぜひ先週に引き続き勝っていただき勢いをつけてほしいと思っていたら見事に勝ってくれた。これはちやほやせざるを得ない。すごいね大野、さすがだね大野、やんややんや。

 抑えているときの大野はなんだか普通にイケメンに見える。いや私はいつも顔が好きだなと思って見ているが、平常時はどちらかというとでかい犬みたいでかわいいなと思っているのに対しこういうときは気迫が加わって鋭く研ぎ澄まされた戦う男の顔になってすばらしくカッコイイ。普段はふざけているのに体育祭で超イケメンになる系男子大野雄大の本領発揮といったところである。


 大野カッコイイポイントその1、7回表。2アウトランナー1・3塁、一打同点のピンチ。そこで初球レフトフライに打ち取って吠える大野。これだよこれ。4月20日にハマスタで見た大野だ。やはり相手が同じ横浜DeNAベイスターズだからだろうか。大野事変といいレイニー大野といい、今シーズン個人的に印象に残る大野はいつも横浜戦である。そういうのってあるのだろうか。ちなみに唐川さんは西武だと思う。1アウト満塁切り抜け吠えと朗希くんの初先発試合のアレと栗山巧様(2000本安打おめでとうございます)に打たれた19何本目かにあたるホームランで初失点とか。なんか一つ目以外微妙に思い返したくない感じの事件が並んでいるが、そこはやはり勝負事、良いシーンばかり演出してくれるわけではないということかもしれない。レイニー大野も雨に打たれる大野がイイ男という以外はどちらかといえば良くない寄りだし。


 大野カッコイイポイントその2、そのレイニー大野でめちゃくちゃに打たれた桑原さんとの勝負。今シーズンの対大野の打率は6割6分7厘(9/3第2打席終了時点)と前世で大野を桑原さんが命がけで救ってくれたとかいう理由でもないと考えられないくらいの高さを誇っているが、今回も詰まりながらサードとレフトの間にポトンと落ちるヒットを放ち、また打率を上げられた(→6割9分2厘)。しかし今回は点につながっていないためセーフである。


 大野カッコイイポイントその3、VSオースティン。つまりあのオリンピックのアメリカ戦9回表の再現。あの時はデッドボールでランナーを出してからのオースティンという怖い状況でダブルプレーに打ち取ったが、打席が回ってくるたびにそれを思い出してニヤニヤしてしまった。たぶん毎回ニヤニヤし続けると思う。そしてそのたびにこの人が金メダリストなのを思い出すであろう。


 大野カッコイイポイントおまけ、今回は初めてホームランを打たれずに勝った。いやスミ1なのだからホームランを打たれていたら勝てていなかったが、ホームラン打たれなくても勝てるんだ……とはなった。当たり前だが。勝つのに被ホームランが不要なのであれば次回からもどんどんそうしていただきたい。援護点は1点あれば十分な大野、カッコよすぎる。エースだ。


 そして藤原くん。ものすごく個人的な話になるが、藤原くんにハマったのがちょうど3年前の9月1日であるため9月はわりと特別視している。なぜ日付まで覚えているのかというと、深夜にいきなり「……好きかも?」が来たからである。お兄ちゃんたち(大野&唐川さん)はじわじわ来たが、藤原くんはドカンと来た。到達速度が速い。さすがスピードスター。


 そういうことはどうでもよく、今週の藤原くんは打ったり走ったり守ったり、花火を見上げていたりした。とてもかわいい。成績が安定しているせいか心なしかイケメンぶりにも磨きがかかっているようにも思われる。


 大野雄大が横浜、唐川さんが西武だとしたら藤原くんはなんだろうか。日ハムかもしれない。こちらはお兄ちゃんたちと異なりわりと良いイメージだけがある。先週は札幌ドームでの初ホームラン、いや初ゴーンヌも出たし、あとはしゃちほこキャッチとか。


 しかしなんといってもジェーくんがいるのが大きい。もう卒業して3年も経つのだからいつまでもこう言うのはダメなのかもしれないが、どうしても未だに「大阪桐蔭の四番VS花咲徳栄の四番」という意識が少しだけ残っている。でも唐川さんも卒業して14年も経つのに「成田高校のエース」という肩書きがどこかに控えめにくっついているので、そういった「タグ」は増えていきこそすれ減ることはないのかもしれない。それが過去の栄光ではなく、「思えばあの時からすごかったんだよね」という証明のようなものであってほしいと思う。


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