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雇用保険が大きく変わる①学ぶ人は得をする〜令和6年学べば令和7年に実がなる

雇用保険が、大きく変わろうとしています。

育児休業中に国から給付金がもらえることはかなり知られてきていると思いますが、育児休業から復帰して短時間勤務をする場合にもらえる給付金も、あたらしく作られます。

終身正規雇用前提でできているむかしの制度のままでは、どんどん労働力人口が減っていってしまう、そういう焦りさえ感じられるほど、いろいろな面が変わります。

こちらはその全体が掲載された、厚生労働省の資料です。

どの変更も、準備期間があるため、令和7年、令和10年など先の話が多くなっています。

そのなかで、来年、令和6年からできることがあります。

それも、「学ぶ人は得をする」作戦!

どういうことかというと、学ぶ人、雇用保険の教育訓練給付を使って学ぶ人は、学んだときから1年間以内に自己都合で会社をやめた場合、すぐに失業給付がもらえる、ということです。

「自己都合で辞めると3ヶ月待つ」
そんなことを聞いたことがあるのではないでしょうか?

実は2020年10月から、あまりひんぱんに辞める人でないかぎりは、その期間が3ヶ月から2ヶ月に短縮されています。

ですが今回さらに、それを1ヶ月にする、ということに、2025年から変えようという動きがあります。

しかも、会社を辞めたあとや、会社を辞める前1年間の間に、みずから仕事に役立つ教育訓練を受ければ、その1ヶ月もなくして、すぐに失業給付をもらえるようにしよう、ということも盛り込まれています。

辞める前1年間、ということは、この制度が2025年に始まることが決まったら、2024年に学んだことも対象となるのです。

いまの仕事から飛び出したい、でもなかなか踏ん切りがつかない、という場合は、これを機に、2024年に転職に役にたちそうなことをしっかり学び、2025年、1年経つ前に辞める、というプランも描けそうです。

正式には国会で法案が通らないといけませんが、来年はそんなチャンスもある、と思うとわくわくしませんか?

学びたい人がある人もない人も、チャンスにしていきましょう。

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