是枝監督にまなんだハラスメント対策! #0077/1000
2022/5/31、昨日の日経夕刊の是枝監督のコメントに、ハラスメント対策の薮を焼き払ってもらった気がしました。
記事はこれです。
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「反転する善悪」が面白い:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61279640R30C22A5BE0P00/
是枝監督の新作である韓国映画「ベイビー・ブローカー」についての記事です。
この記事で、是枝監督は、韓国の撮影現場を日本と比べてひと言、「身体がラク」と言っています。
韓国は働き方改革が完了(!)していて、確実に週2日は休み、週52時間は超えて働かないルールがあるとのこと。
ここも、働き方改革といいながらなかなか大きな変化を感じられない日本と大違いでがーん!ですが、一番は次のコメントでした。
この後半。
「ちゃんと食べて、ちゃんと寝てれば、怒鳴らないで済む」!
当たり前すぎて、私たちが見えなくなっていることではないか?と思いました。
セクハラもパワハラも、する方にはストレスや抑圧があるといいます。
でも、ちゃんと寝て、ちゃんと体にいいものを食べて、まずは自分を自分で大切にしていたら?
どんなパワハラセクハラ事例をならべて、「こんなことはしないように」とか、立場を変えてロールプレイしたりするよりも、「ちゃんと食べてちゃんと寝る」。
これが当たり前になれば、研修がなくともハラスメントは減るのでは、と思いました。
そういう意味で私は「勤務間インターバル制度」はとても活用しがいがあるのでは、と思います。
いまは勤務間インターバルが11時間というのがよくある案です。
でもこれ、22時に退勤したら、翌日9時以降の勤務にする、ということなんです。
勤務間インターバル制度の導入率は10パーセントをきっています。
22時まで働いて翌日の9時から働くなんて、うちにそんな人はいないよ、ということなのかもしれません。
でもそれがたとえば14時間だったら?
21時まで働いたら、翌日は11時からの勤務、ということになります。
このくらいあければ、通勤で1時間かかる人でも、24時までには就寝して、朝8時に起きてと8時間睡眠がとれます。
サービス残業していたとしたら、この制度でそこも抑制できます。
ハラスメント研修にお金を払うより、勤務間インターバル制度を使って社員の健康に資するほうが、効果的なのではないか、と思います。
導入事例、探して確認してみたいです。
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