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年金の証明関係がマイナポータルから電子で受け取れるようになりました! #0205/1000


年末調整や確定申告で使う「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」「公的年金等の源泉徴収票」が、マイナポータルから電子で受け取れるようになりました!

先日、年末調整に使う保険料の控除証明書が保険会社ごとに電子化されている、という話をしましたが、年金も遅れまいと今年からスタートです。

ですが、手続きではとまどう点もありそうです。

1.マイナポータルで完結ではなく、「ねんきんネット」への利用登録も必要

マイナポータルに入れるだけでOKではありません。
ねんきんネットへの連携も必要です。
基礎年金番号がない方は、スムーズに連携できない場合もあるようです。

2.紙の通知書が送られる前までに、「ねんきんネット」で電子送付希望の登録が必要。
ただし、紙をいちど受け取ったあとも「再交付申請」をすれば、電子でも受け取ることが可能。

紙の通知書が送られる時期、というのが、だいたいの目安で明確ではなく、なかなか一般には分かりにくいのではと思います。
それを境目に手続きが変わるのは、ちょっと複雑そうです。

3.電子で受け取ったものは電子のままでしか利用できない(紙に印刷して利用する、ができない)

電子で受け取る「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」「公的年金等の源泉徴収票」は、電子データなのでなかみが見えません。

なかみを確認する方法としては、PDFで「お客様控え」を出力することはできます。

ですがこれはあくまで控えなので、これを申告に使うことはできません。

たとえば社会保険料控除証明書の場合、原本にあたるものがそう何部も印刷できたら、控除の証明としてはひとりしか使えない制度なのに、ふたり以上申請できることになってしまいます。

ですので、これはやむを得ないのですが、なかみを確認するのにワンクッションあったりすると、電子を使う気持ちになるには少しハードルが高い気もします。

とはいえ今年始まる仕組みなので、ユーザーが使いやすいように、その声を聞いて整備されていくのはこれからかもしれませんね。

私自身は、会社員で厚生年金加入なので、国民年金保険料の控除証明書は対象外ですし、公的年金の源泉徴収票をもらうには年金を受け取れる年齢にも状況にもなっていないため、両方使えず残念。

大学生の娘がはたちになったら、つかってもらうかもしれません笑。

それまでに使いやすくなっていますように。

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