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男女の家事育児分担、共働きは「女性7割、男性3割」片働きは「女性9割、男性1割」、負担してるほうももっと働きたい!

エン・ジャパン株式会社が、自社の『エン転職』上で、ユーザーを対象にしたアンケート「男女の家事・育児分担」で4,828名から得た内容を公表しました。

男女の家事育児分担のアンバランスはだんだん解消されてきたようにも感じますが、このアンケートの結果では、共働きの夫婦で「女性7割、男性3割」が最多、片働きの夫婦では「女性9割、男性1割」が最多と、まだまだ偏りが感じられます。

このように、クリーム色からオレンジ色系の、女性5割超えの割合が8割近くなっています。

ですが、年代別にみると、20代では、女性が5割を超える率は6割ほどに下がっており、半々が4組に1組ほどに増えていることがわかります。

そしてもうひとつある材料が、その家事育児分担の偏りの理由です。

こちらも年代別にみると、20代30代で、半数を超える人が、労働時間の長さを理由にあげています。

「男は外で働き、女は家を守る」という価値観を理由としてあげるのは13〜15%とあまり高くなく、労働時間が足枷となっていることがよくわかります。

これが、会社に要求されてなのか、本人が働きたくてなのかは、この資料からではわかりません。

20代30代は、仕事が面白くなってきたら、とことんまでやりたくなってしまう年代です。

現に、家事育児分担の不公平さに不満をもっていることの理由は、「パートナーに家事育児スキルがないため」とならんで、「パートナーだけが仕事に集中できているため」があげられています。

家事育児分担が重いほうは、分担が重いことにだけ不満があるのではなく、きっちり仕事をしたい!と思っていることがわかります。

とすると、この問題を解決するカギは、夫婦の片方の長時間労働を改善するというよりは、夫婦ともに子育てしながらしっかりと働くこともできるよう、テレワーク等を導入したり、家事育児支援をもっとひろげたりという方面のほうにありそうです。

家事育児を女ばかりでなく男も負担すべきだ!というよりも、夫婦だけでなんとかしようとしなくてもいい道、家電を使った家事改善や、ヘルパーさんを使っての家事軽減などに、もっと皆の心のハードルが下がり、かかるコストも補助などがはいって下がっていけばと思います。

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