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【本】中島聡氏『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか~スピードは最強の武器である』#0187/1000

[どんな本?]
Windows95の生みの親、「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」を生み出した、元マイクロソフトの伝説のプログラマーによる、どうやって物事に取り組めば、自分の時間を最大限に濃密に活用できるかを教えてくれる本。

つい読むだけで何かした気になって気持ちよくなりがちな読者に、いますぐアクションに移すことが大事!と具体的にできそうなことからハッパをかけてくれる、1歩を踏み出させてくれる本。

[なぜ読んだか?]
上司に降格もにおわせた叱責をされ、ショックで、なんとかしたいと思ったから。

目の前の処理に振り回され、まだ先のことでも、今のうちにしっかり段取りを組んでおかないと後が困る仕事(年末調整!)に手をつけられていなかったのが叱責の原因。

何とかして、目の前のことも、今準備しておかなければいけないことも両立させねば!
そのためのヒントを求めて、Amazonで時間術の本を探してこの本に出会った。

KindleUnlimited対象(2022/9時点)で、しかもオーディブルも聴き放題。
即入手。

[読んで得た気づき]
・世界一の資産家になったビル・ゲイツ、4億円のストックオプションでマイクロソフトから退職をひきとめられた著者は、ほかの人といったい何が違ったかがリアルにつかめた。

・同じようにできれば最高だが、最初はその1パーセント真似するところからでも、続けているうちにできるようになる気がする。
ビル・ゲイツと中島さんと、自分は断絶されているわけではなく、自分の意思次第で地続きにできるということ。

[今からどうアクションするか] 
・約束の時間、締切は絶対守るものという認識を強く持つ。16時に渋谷待ち合わせなら15:30にはそこにいる。仕事は期日の数日前、遅くとも1日前には終わらせる。

・1日の前半8:30-10:30をスタートダッシュ時間にする。スーパーマンになってとにかく仕事のみに集中する。

・新しい仕事はすぐ手をつける。最初にだせる全力を傾け、スーパーマンの時間帯2日でめどをつける。

・午後は流しの時間にする。

・アイマスク、耳栓を昼寝のときにつける。

・ひっかかりがあったことはすぐメモする。夜にも振り返り気づきメモを書く。

・仕事は15分単位で区切って実行する。

[3ヶ月後にはどうなっていたいか]
・先のことの段取りも、目先のこともばっちりでできていて、結果に認められる

・朝の活用とスタートダッシュが当たり前になっている

[惹かれたフレーズ]
・あなたの授業での仕事は、ノートをとることではありません。わからないことを理解することです。

・「常に締め切りを守れるような仕事をすること」
・スケジュールの立て方・仕事の進め方の段階から、締め切りを守ることの大切さをきちんと認識すれば、何があっても常に締切を守り続けることは十分に可能

・スラック(余裕)の確保こそ、ロケットスタート時間術の最大の鍵です。あなたの仕事が終わらなかったのは、余裕を確保していなかったからなのです。

・臨機応変にやっていきましょう。決して忘れてはいけないことは、「取り掛かりを前倒しする精神を持つこと」「やる以上はロケットスタートで一気に仕事の全体を終わらせること」です。同時に流しの期間を持つことで最大限のスラックを確保していきましょう。

・集中力は、好きだからこそ自然に出てくるもので、好きでもないものに対して無理やりしぼりだすものではない

・私の本書での仕事は、あなたに本を読んで気持ちよくなってもらうことではなく、実際に行動を変えてもらうことです。

・この本を閉じた後にあなたが作るタスクリストは、未来の地図です。それに従って進んでいけば、ここではないまったく違う新たな場所にたどり着くことができます。だからタスクリストは「書くもの」ではなく「描くもの」です。

*本の情報(文響社、2016/6/1)

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