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入社1年目社員の会社満足度、カギのひとつは残業時間?note741日目

就職情報提供の会社キャリタス(旧ディスコ)が、入社1年目を対象としたキャリア満足度調査をおこない、結果を公表しました。

対象者は、昨年2023年の新卒500名。

1年経っての勤務先企業の満足度は平均75.3%で、入社決定時の81.8%から6.5ポイント減少しているとのこと。

すでに退社している人もいますが、わずか3.2%で、ほとんどはまだ在籍しています。

ただし、転職意向の有無については、「転職活動中」3.7%、「転職活動はしていないが検討中」39.3%、「転職は考えていない」57.0%。と、活動そのものはしていないとしても4割近くが考えてはいる状況です。

ではその転職希望が4割近くになってしまう理由はなにか。

調査では、「入社後に感じたギャップ」についても聞いてます。

ややギャップがあったのが4割強。
転職希望が4割弱であることを考えると、ある程度の相関関係はありそうです。

ギャップのうち、もっとも多かったのが「実際の仕事内容」。
「とてもギャップがあった」グループでは、5割以上がそう回答しています。
そして次に来るのが「残業・休日出勤の実態」。
残業については「勤務先企業への満足度」でも登場します。

「やや不満」「とても不満」の合計で見ると、一番多いのは「キャリアパス」、ついで「給与待遇」です。

ですが「とても不満」だけを見ると、一番多いのは13.5%の「残業時間」となっています。

私は昭和世代なので、「定時で帰れる」というととても早く帰れた気がしてしまいますが、いまの新卒世代では「定時」で帰るのは当たり前、という人も多くなってきているのかもしれません。

新卒採用は非常に費用もパワーもかかるもの。
短い期間で転職とならないよう、特に残業時間の感覚の違いには注意を払う必要がありそうです。

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