四国の人は副業率が高い?〜パーソルグループの副業マッチングサービス『lotsful』地域別の副業実態調査
副業を解禁している地方は、四国、関東、近畿、中部の順に多く、副業を受け入れている地方は四国、近畿、中部、関東の順に多い。
また、副業の取り組みを「していない」割合は、最低の四国地方が43.5%なのに対して、北海道と東北は70%前後となっている。
そんな結果が、パーソルグループのパーソルイノベーションが運営している副業マッチングサービス『lotsful』地域別の副業実態調査でわかりました。
昨年も同様の調査があり、そこでも四国は1位でした。
昨年調査では都道府県別も出ています。
今年の調査結果は以下の通り。
面白いのは、副業受け入れについての深掘り調査です。
四国は副業受け入れ地方1位なので、もしや全国から副業者を集めているかと思いますが、そうではありません。
完全リモート可、またはリモート可のトップ3に、四国はあらわれないのです。
一方、副業を受け入れる場合、居住地域に制約を設けているか?という設問には、「受け入れ事業所がある市区町村の居住」と答えているのが、なんとダントツで四国。
ということは、四国の副業受け入れ対象者は、基本四国の人だということ。
ということは、副業をする人も四国の人=四国には副業している人の割合が高い、といえるのかもしれません。
ただし、今年のこの調査はすべて割合で、対象数のサンプル数はざっと見たところ不明です。
昨年はサンプル数が都道府県別で開示されているので見てみると、四国4県は1,911名のうち49名。
割合は2.5%です。
とすると、東京都だけで441名いることを考えれば、絶対数が多いとは言えないということです。
アンケートに答えた企業が分母、という偏りもあります。
ですが、四国では副業にかんしては企業も居住する人も前向きだという傾向は言えるのかもしれません。
移住先の検討材料としてもひとつカウントに入れられそうです。
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