マグロ鮨と誕生祝

本日は母の言いつけで「マグロ解体ショー」のマグロ鮨を買いに出掛けました。

夕食にするものと思い込んでいたら、昼前に電話。
「買って来たらそっちの部屋に行くから」
母と私は同じマンションの別フロアに住んでいます。

「え?夜でしょ?」
「数量限定だから昼前に買わないとダメだよ~」

昨夜も眠れないまま朝5時に起床し、居眠りしていた私はやっとこさ着替えて、行ってみました。

解体ショーの雰囲気はまったくなく(おそらく午後の何時かにやるのでしょう)、お客さんも普段より少し多いかな?というていど。余裕でマグロ鮨ゲット。まだ解体していないのに、鮨になって売られている(笑)。

母と2人でいただきました。ひさしぶりの旨い鮨に会話も豪勢に。

来月の母の誕生日に何がほしいかという話で、

「去年は名入りどら焼きだったね。
今年は名入りクッキーとかにしてみんなに配る?」
「配るのは去年だけでいいよ。ああいうのは1回だけにするのが価値あるからね」
「じゃ、大型テレビ?ずーっと、欲しいけどもったいないし…とかいって迷ってるよね」
「高いからいいよ、あんたお金ないくせに」
「弟から徴収するからいいよ」
「あれは温泉に行こうていってくれてたよ」

温泉とテレビになりそうです。

母は15年ほど前に私が選んで買ってあげた32インチのテレビを使っています。年が降るにつれ、家での楽しみはテレビが主になってきたので、大きい画面でみたいらしいのです。でも、娘が選んだテレビだし、壊れてもいないのに新しいのを買うのはもったいないと、何度も迷っては止めていました。

「それくらいの贅沢してもいいよね」と自分で言いながら
「でももう、すぐ使わなくなるのにね…」と不穏なことを言います。
言ってるだけで、本人は元気なのでよいのですが。
その独り言のような会話をここ何年も、くり返しているのが、ちょっと可愛い。

誰かが強制的に買わないと実現しませんね。きっと喜ぶと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?