上京後の失敗談をまとめてみた

桜咲く街路樹の脇を歩きながら、ふと、上京してから5回目の春を迎えたことに気付きました。

ちょっとした節目の年なので、自分自身への戒めと、これから上京する誰かに届いたらいいな、という気持ちを込めて、失敗談をここに記します。

ウォーターサーバーを契約するな

上京初日、某量販店で家電を揃えていたわたし。会計時にスタッフさんからナチュラルにお水を渡され、何も疑わずにゴクゴク。スタッフさんの「おいしいですか?」の一言からセールストークが始まった。当時、「東京の水道水は飲めないから、ペットボトルのお水を定期的に買うか、ウォーターサーバーを使うかな~~」とゆるふわな頭で考えていたので、契約しちゃえ♪と即断即決。

これにより2年間、毎月5,000円の固定費がかかることに……正真正銘の阿呆です。○年縛りものは即断即決してはいけない。それに、ウォーターサーバーがなくても困らない。有ってよかったと心から思うのは、高熱で寝込んだときくらい。ウォーターサーバーなど、要らない。

スマホのキャリアと異なる光回線を契約するな

これも上京初日の出来事。同じく某量販店での会計時にスタッフさんから「光回線はどうされるんですか?」と聞かれ、あれよあれよと某Bankの光回線を契約してしまったわたし。

スマホのキャリアと同じにしておけば抱合せで割引になったのに。本当に阿呆ちゃうか、としか言いようがない。今はもっと選択肢が増えたから、自分のライフスタイルにあうものを比較検討して選ぼうな。

家賃補助してくれる会社に就職しろよ

新卒で入った会社のお給料は月の手取りが18万円。家賃が8万円弱(補助なし)。家賃はお給料の1/3が良いとよく言うけれど、実際のところは1/2を占めていた。残りの1/2で他のコストを賄うので、毎月お金が無いストレスで肌がかゆくなった。

都内の住みやすい場所で、女性が6万円で住める家のセキュリティはあまり信用ならないので、家賃補助を2万円くらい出してくれる会社に就職して、8万円くらいの家に住むのが理想的なんじゃないかと思う。会社の福利厚生、なめたらあかん。

物件探しには余裕を持って

3月は混み合うからと、2月中旬頃に1泊2日で母親と物件を探しに東京にやってきた。

条件は、
・オートロック
・2階以上
・駅から徒歩10分以内
・周辺の治安良し
・交通の便良し

1日で3件ほど内覧したけれど、どの物件も狭く、3月までは空き物件が出ないかも、という話だった。そして、その当時は何故か、どうしてもその時に物件を決めなくてはならない(と思っていた)ため、消去法的に物件を決めたのだった。

いざ入居してみると、「ああなんて狭い部屋なんだ」と思う日々。仕事で心に余裕がなかったときなんかは、部屋でゆっくりできず、狭さに苛立ちが募る。それでも、引越しには結構なお金がかかるから、部屋を出たくでも出られない。人の力を借りるしか無い。

もとから首都圏に住んでいると、物件探しにそれほど焦りを感じなくていい気がして羨ましく思う。都内に出やすい分、吟味する時間があるし、土地勘も多少はある。全部ひっくるめて「余裕」ってやつなのか。

某テレビ番組で毎週のように放送されているけれど、お上りさんの部屋探しは大変。一度住むとすぐには出られないから、妥協で部屋を選ぶのはやめよう。

迂闊にローンを契約するな

恥ずかしながら、ローンを二つ契約している。

契約した当時は「だんだん産毛が薄くなっていくう~~」「ふああ~~この輝きは素晴らしい(うっとり)」と現実から目を背けていた。ところが最近になって、真剣に将来を見据えなければ!と思い始め、あとどれくらいの期間にいくら支払うのか計算してみた。

……うん。だめです、ローンは。数年間頑張れば貯金できるような金額のローンをまんまと契約させられてはだめです。身の丈にあった買い物をしような(あたりまえ)

さいごに

うーん……あたりまえのことしか言っていないような気がする。温室育ちで金銭感覚が終わってますね。

今は、色々引っかかった経験があって、即断即決を後ろめたくなる存在がいるので、踏みとどまれると信じています。よろしく、わたし。